最近な、書店に行ったら「老後をどう過ごすか」みたいな本がズラッと並んでるやん。まあ、日本は高齢化社会やから当然やろうし、ある先生のこの本も、世の中が求めてるジャンルなんやと思う。
「承認欲求が満たされへん老人は不幸になる」――そんな時代の空気みたいなんも確かにある。
せやけどなぁ、ワイは思うねん。老後なんて、人それぞれやないか? 「幸せな老人になる方法」「不幸な老人の特徴」みたいに、なんでもカテゴリー分けして分類できると思ってる時点で、なんか違和感あるねん。
ある先生は78歳で野鳥観察に目覚めて、楽しいらしい。それはそれでええ。ええねん。けど、パラパラと立ち読みしてて思ったわけや。
「承認欲求」って、そんなに必要なん?
もちろん若い頃は必要やったで。働いとるときは給料にも昇進にも直結するし、会社で人に認められへんかったら死んだも同然や、ぐらいの気持ちでやってた時期もある。承認欲求は現実問題や。それは分かる。
でもな、今はちゃう。老後ってのは、もっとパーソナルで、もっと孤独でええもんなんちゃうか。
「承認欲求が満たされへん老人は不幸になる」――そんな時代の空気みたいなんも確かにある。
せやけどなぁ、ワイは思うねん。老後なんて、人それぞれやないか? 「幸せな老人になる方法」「不幸な老人の特徴」みたいに、なんでもカテゴリー分けして分類できると思ってる時点で、なんか違和感あるねん。
ある先生は78歳で野鳥観察に目覚めて、楽しいらしい。それはそれでええ。ええねん。けど、パラパラと立ち読みしてて思ったわけや。
「承認欲求」って、そんなに必要なん?
もちろん若い頃は必要やったで。働いとるときは給料にも昇進にも直結するし、会社で人に認められへんかったら死んだも同然や、ぐらいの気持ちでやってた時期もある。承認欲求は現実問題や。それは分かる。
でもな、今はちゃう。老後ってのは、もっとパーソナルで、もっと孤独でええもんなんちゃうか。
「承認欲求がある前提」で話を進められても困る
ある先生は言う。
「老人も承認されたい」
いや、そんなん人によるでしょ。ワイは古希を前にサックスを始めた。ハーモニカもやってる。ギターも長年やっとる。それは他人に認められたいからやってるんと違う。誰に褒めてもらうためでもないし、SNSで“いいね”を稼ぐためでもない。
ただひたすら、
理想のプレーヤーの音に一ミリでも近づきたい。それだけや。
他人との闘いと違う。自分との闘い、時間との闘いや。この歳になると分かるんやけどな、
「老後は他人と競争したらあかん」
比較で人生を測ったら、最後は絶対に負け戦になる。若さ、健康、記憶力、体力、何やっても若者には勝てん。
せやからこそ、勝負する相手は自分だけになる。これが老後の本質やと思うねん。
「老人も承認されたい」
いや、そんなん人によるでしょ。ワイは古希を前にサックスを始めた。ハーモニカもやってる。ギターも長年やっとる。それは他人に認められたいからやってるんと違う。誰に褒めてもらうためでもないし、SNSで“いいね”を稼ぐためでもない。
ただひたすら、
理想のプレーヤーの音に一ミリでも近づきたい。それだけや。
他人との闘いと違う。自分との闘い、時間との闘いや。この歳になると分かるんやけどな、
「老後は他人と競争したらあかん」
比較で人生を測ったら、最後は絶対に負け戦になる。若さ、健康、記憶力、体力、何やっても若者には勝てん。
せやからこそ、勝負する相手は自分だけになる。これが老後の本質やと思うねん。
ある先生の話、半分正しい。半分違う。
ある先生は言う。
「得意なことを伸ばせば認められる」
これ、前半は賛成や。好きなことに時間を使って、夢中になるんはええことや。
ただ後半の、「認められる」。ここが、どうにも引っかかるねん。
認められる必要、ある?
ハーモニカ吹いて50年前の曲やっても、進歩なんてほとんどない。そらそうや。
でもな、進歩なんか1ミリでええねん。自己満足の世界、老人の本質や!
昨日よりちょっとマシならそれでええ。誰に評価されんでもええ。他人の採点なんていらん。
マラソンやのうて散歩や。
「得意なことを伸ばせば認められる」
これ、前半は賛成や。好きなことに時間を使って、夢中になるんはええことや。
ただ後半の、「認められる」。ここが、どうにも引っかかるねん。
認められる必要、ある?
ハーモニカ吹いて50年前の曲やっても、進歩なんてほとんどない。そらそうや。
でもな、進歩なんか1ミリでええねん。自己満足の世界、老人の本質や!
昨日よりちょっとマシならそれでええ。誰に評価されんでもええ。他人の採点なんていらん。
マラソンやのうて散歩や。
「苦手なことを克服するな」という話、ちょっと違うと思う
ある先生はこう言う。
「苦手なことはやらんでいい」
まあ、分かる。逆上がりできへんかったら、人生困るわけちゃうしな。でもな、ワイはサックス始めて思ったで。
苦手から始まる楽しみもあるやろ。
老人の一番の敵は何か知ってるか?それは、飽きや。マンネリや。
「できること」だけやってたら衰退する。できへんことに手を出すから、脳が動くんや。
出来が悪くてもええ。指が動かんでもええ。息が続かんでもええ。
でも今日吹いた音と、昨日吹いた音は違う。
これが老後の贅沢なんちゃうん?
「苦手なことはやらんでいい」
まあ、分かる。逆上がりできへんかったら、人生困るわけちゃうしな。でもな、ワイはサックス始めて思ったで。
苦手から始まる楽しみもあるやろ。
老人の一番の敵は何か知ってるか?それは、飽きや。マンネリや。
「できること」だけやってたら衰退する。できへんことに手を出すから、脳が動くんや。
出来が悪くてもええ。指が動かんでもええ。息が続かんでもええ。
でも今日吹いた音と、昨日吹いた音は違う。
これが老後の贅沢なんちゃうん?
老後は、人生が自分のものに戻ってくる時間や
若い頃は他人の基準で生きてた。会社、社会、家族、学校。いろんなもんに縛られてた。
でも老後になって、やっと全部自分のものに戻ってくる。他人の承認を求める人生から、脱却できる。それをわざわざ、
「承認欲求が必要です」
と言われても困るわけや。
それに、承認欲求が残ってる老人ほど、逆にしんどい老後になるんとちゃうか?
SNSで他人と比べて、年金で比べて、健康で比べて、
そんなことして何になる?
でも老後になって、やっと全部自分のものに戻ってくる。他人の承認を求める人生から、脱却できる。それをわざわざ、
「承認欲求が必要です」
と言われても困るわけや。
それに、承認欲求が残ってる老人ほど、逆にしんどい老後になるんとちゃうか?
SNSで他人と比べて、年金で比べて、健康で比べて、
そんなことして何になる?
最後に
ある先生の本は、恐らくええ本やと思う。刺激になるし、読む価値もあるんやろな。でもひとつだけ言わせてもらうなら、
老後の幸福は他人に決めてもらうもんとちゃう。
自分で選ぶもんや。
そしてその選択肢は、本の中やなくて、毎日の生活の中に転がってる。
ワイは今日もハーモニカ吹くし、ファンキーサックスの音に近づこうとする。進歩は遅い。めっちゃ遅い。でもええねん。そんなん、かめへん。
1ミリ進んだら満足満足。
これがワイの老後や。そして、それでええと思ってる。自己中やな、、、、。
老後の幸福は他人に決めてもらうもんとちゃう。
自分で選ぶもんや。
そしてその選択肢は、本の中やなくて、毎日の生活の中に転がってる。
ワイは今日もハーモニカ吹くし、ファンキーサックスの音に近づこうとする。進歩は遅い。めっちゃ遅い。でもええねん。そんなん、かめへん。
1ミリ進んだら満足満足。
これがワイの老後や。そして、それでええと思ってる。自己中やな、、、、。
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