2025年12月3日水曜日

BBCの報道と、日本の事なかれ主義への苛立ち

 

BBCが尖閣の記事出してましたわ。

いやいや、隠居のわしがBBCに文句言うたところで、世間は鼻で笑うかもしれん。せやけど、これも高齢者の義務や。モンスター老人の社会参加や。「また年寄りがなんか言うてるわ」ぐらいの扱いでもええ、自分の記録として残しとくで。世間の承認なんていらん

それにしてもやなぁ、日本のメディアは情けない。オリジナル記事を読まずに通信社から買ってきた翻訳記事だけ垂れ流すとか、もう情弱量産メディアやん。

BBCの記事をざっくり言うたらやな

日本の尖閣近くで、中国と日本の船がギャーギャー言いながら対峙したいう話や。

中国「日本の漁船がウチの領海に入ってきたんや!」
日本「いやいや、中国が日本の領海に侵入してきたんやろ!」

最近の国会でも台湾の問題が取り上げられて、お互いピリピリしとるからドンパチ寸前みたいな空気ですよ、いうことらしい。ほな、BBCの記事の問題点言わせてもらうで、よー聴きや。

BBCは案の定こう言うんや。

「双方に言い分があります」

ほら出た!英国式・高みの見物中立報道術。まるでワイドショーのコメンテーターや。

「両方悪いんちゃいます?」
「歴史的な背景は一旦置いておいて」
「ワシらは中立ですよ〜」

って、完全に上から評論家ポジション決め込んどるわけや。ほんまBBCはこういうの好きやな。大英帝国のお家芸か?

ほんで、史実はどこ行ってん。尖閣の話はな、ただの「どっちもどっち論」では語られへんねん。史実を欠いた評論は、国際報道では乱暴やで。
  • 日本は1895年に国際法に基づいて編入
  • 中国が言い出したのは1971年、資源見つかってから
  • 今も日本が実効支配しとる
これが最低限の前提や。それ全部すっ飛ばして、「両者の主張が対立してます」て、いやいや、それ説明の逃げ方やろ。事実はどうでもええから、国際関係の空気を上から目線で語りたいんや。

イギリス公共放送の悪い癖でたな。
  • 歴史言うたら責任生まれる
  • 片方に踏み込んだら批判される
  • せやから両論併記で逃げる
それ中立ちゃうで、ただの保身や。国際報道やるならこう言えや。

「どっちの主張に正当性があるんか」

避けんなや、BBC。そもそも尖閣ってそんな軽い話ちゃうねん。外交カードでもないし、SNSのネタでもない。領土と国際秩序の根幹の話や。

一番あきれる相手は、日本政府と日本の事なかれ主義や

でな、BBCに文句言うてる場合ちゃうで。ほんまに腹立つのは、日本政府と日本のメディアの無関心っぷりや。

駆逐艦みたいな中国海警の船が、機関砲つけて堂々と領海に入ってきてもやで、やることといえば “遺憾の意” だけやんか。これで国を守れる思てるんか?現場で命張ってる海上保安庁は気の毒や。自衛隊は出せません、政府は動きません、メディアは見て見ぬフリで翻訳記事回すだけやろ。

ほなどうすんねん?

まず海上保安庁の警備体制を最新鋭のものに強化したらええやろ。必要なら装備や制度も見直して、国としての姿勢を示したらええ。さらに国際社会にも堂々と言うたらええんや。

「習近平はん、歴史的・法的根拠あるなら出してきなはれ」

これは対立の激化やなくて、本来当たり前の主張や。それをせえへん政府。それを伝えへんメディア。それを教えへん学校、この国の鈍さこそ問題や。尖閣の緊張より、そっちの方がよっぽど危険やで。

領土領海は誰かが守ってくれると思ってる国ほど、失うのも早い。

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