2017年12月10日日曜日

違うだろー!


「違うだろぉぉぉっ!!」
フランスの哲学者サルトルを調べています。

「ち・が・う・だ・ろ・ 違うだろー!」がきっかけです
私の中での今年の流行語大賞です。今年起こった事に対して私も怒鳴りたい。

サルトルは良い部分もあるし、やはり左翼的に感じるところもあります。しかし、「人間は主体的に自らを生きよ(投企)」、「人間には設計図はない(実存と本質)」、「社会への参加(アンガージュマン)」 等々、 今の日本人にとって、とってもいいことを言っているように思います。

サルトルの頭で今の日本を考えてみると、全てが「違うだろー!」になってしまうのです。

私が左翼のブルースマンだった十代の頃(左翼というよりも反体制でしたね)、サルトルに共感しました。恐らく、「人間は何者でもない」というサルトルの言葉は、将来どういう人間になるか暗中模索の若者の心に響いたのだろうと思います。

1970年代、サルトルに熱狂した日本の若者が、どれほとサルトルを理解してたかは分かりません。勿論、少し世代が下(高校生)の私は分かっていたふりをしていただけです。バカ騒ぎしてた当時の大学生の中には真剣に日本の戦後は「違うだろー!」と考えてた学生もいたのだろうと思います。

あの頃から50年近くたち、今の世界でも若者は実存するのですが、サルトルに共感する人は少なくなったと思います。話題になりませんからね。ソクラテスやプラトンまで戻らなくても、サルトルは現代を生きた哲学者なので、少しは分かり易いと思います。 

サルトルは晩年「人の運命は人の手中にある」と言いました。第二次世界大戦を境として戦前と戦後、2つの人生を生きたサルトルを振り返るのは、今の日本人にとって決して無駄ではないと思います。日本人の運命は日本人の手中にあるべきだから。

蛇足ですが、備忘録として書いておきます。太宰治は敗戦後3年間だけ生きました。戦前戦中と戦後では太宰はまったく2人の人格のように感じるのです。そのあたりはサルトルと共通項があるのかと思っています。

***

2017年12月3日日曜日

タイのマカダミアナッツ

マカダミアナッツ クッキー

タイ在住の仲間がタイ土産にマカダミアナッツを持ってきてくれました。ハワイでなく、タイのマカダミアナッツです。 ネットで調べると、タイ王室のメー・ファー・ルアン財団が、麻薬撲滅やタイ北部山岳地帯に暮らす人々の生活向上を目指し、1988年に立ち上げた「ドイトゥン開発プロジェクト」の一環だということがわかりました。

タイ王室にとって日本の皇室は特別な存在であり続けています。

昭和39年、当時皇太子だった今上陛下がタイをご訪問されました。当時のタイ国民は蛋白質不足に陥っていました。陛下は魚の養殖試験場を訪れになり、タイ国王ラーマ9世とも会談され、ティラピアを育ててみてはどうかとご提案されます。

タイから戻られた陛下は赤坂御用池で育てられたティラピアを50匹、翌年の春にタイへ寄贈されました。ラーマ9世は宮殿の池でそれらを飼育します。ティラピアはタイを代表する魚にまで浸透し、華僑により仁魚という漢字がつけられ、タイ語でもプラー・ニンと呼ばれて親しまれています。「仁魚」の「仁」は陛下の明仁の名からとったもので、「プラー・ニン」の「ニン」もやはり仁の字から来ています。プラーとはタイ語で魚のことです。

世界には27の王室が存在しています。現存する王室で最も長い歴史を持つのは日本皇室です。日本人はあまり意識しないようですが、世界では日本の皇室は大変尊敬されているのです。

***

2017年11月28日火曜日

サルトルと忌野清志郎

GOTTA(ガッタ)!忌野清志郎 (角川文庫) 1989年


「人間は自由の刑に処せられている」と言ったのはサルトルでした。


高校生の時、授業をサボってジャズ喫茶に出入りするのは自由なようですが、実は不安でどうしようもなくなるものです。自由ってそういったもので、不安に打ち勝つ強靭な精神力が必要なのです。

どんなに不安でも、たとえ毎日が不安定でも、希望をもって毎日を懸命に生きたのが忌野清志郎だったと思います。清志郎は自分があろうとする姿以外にはありえない。つまり、サルトルの実存主義の原則を貫いたと言えるのです。

データ改ざんで大騒ぎする大企業の人たちには、サルトルや清志郎に学んでほしいものです。大企業で働いているビジネスマンは、全ての人が必ずしも一生懸命に働いているのではない。なぜならば、彼らのエネルギーは「一生懸命働いている」というポーズをつくることに集中されてしまうから、、。サルトルだったらこう言ったかも。

***

2017年11月14日火曜日

安定か、それとも自由か?

近所にクラウンというベーカリーがあります
バゲットは最高、何を挟んでも抜群のサンドイッチができあがります

大企業に入って自由はないが安定をとるか、それとも、自由を求めて不安や孤独に耐えるか? いくつになっても人と違う道を行くには mentally tough じゃないとダメです。人生は一度、不可逆的。できれば、両方やってみると楽しめます。

カントは「自由万歳」主義のようですが、ヘーゲルは自由に関して少し違った考えを持っていました。

① 人間だったら自由の欲求が生まれてくる
② 自由を追求すると孤独になる
③ 他者とつながらないと幸福になれないと思いはじめる
④ 人から認められたいという承認欲求が出てくる(自己の価値を確認したい!)

①と④は矛盾するわけです。人とは、多くの経験を積んで、様々な段階を経て(アウフヘーベンと言える)教養が生まれ、死ぬまで自分の本来の姿を追求するものである、、、というようなことを、ヘーゲルは言ったのだろうと思います。

***

2017年11月13日月曜日

電気が来ないとつまらない


週末、家中の電気の3分の2くらいがつかなくなりました。


家の中のブレーカーは一つも落ちていません。部分的に使えるので、あーら不思議、あら不思議。


ネットもモデムやルーターに電気が来ないので使えません。

電力会社に来てもらい、電柱上のヒューズが切れるという配電トラブルだということが分かりました。家の前の電柱上の機器の問題で停電が起こるなんて、非常に稀なケースだと思います。電力会社のメンテナンス手順がこれまでと変わったのでしょうか?

電気は3線で家に入ってきています。
下の写真を見ると、3つの線が確認できると思います。










3線のうち2線を使って100V 200V をとります(最近の電気製品は200Vを使うものも多くなってきました)。
下はブレーカーの図です。

 一本(赤)は100V、一本は-100V(黒)、一本(白)は 0V です。赤と白をつなげば100V、黒と白をつないでも100V、そして、赤と黒をつなげば200Vになります。

2時間ほどの停電だったのですが、精神的な近代化が遅れている私は、哲学的思索という訳にもいかず、電気が来ないとつまらないのです。


2017年11月9日木曜日

日本企業はストーンズに学べ!

12月1日発売の新譜


『悪魔を憐れむ歌』(1968年)

ストーンズって単なるR&Rバンドじゃないって事がよ~く分かる曲とレコーディング風景です。なぜ、ストーンズが50年以上もブランドを維持しているか?

ミックは頭のいいビジネスマンだし、キースはストーンズの軸は曲げない頑固さがある。しかし、適材適所、曲に合わないと思えばドラムだってベースだって正式メンバーを使わない柔軟性がある。この曲の final take のベースはキースが弾いているし、ドラムはチャーリー・ワッツじゃない。故ブライアン・ジョーンズのアコースティックギターだって録音からカットされている。

同時期に発表されたビートルズの『サージャント・ペパーズ』は画期的だったけど、ストーンズも負けてはいない。MBAのケース・スタディでローリング・ストーンズを取り上げてはいかがでしょう?

解釈を拒絶して動じない「常なるもの」をしっかり意識し、それを頼りにしている。さらに、現実に応じたレジリエンス(弾力性)がある。拠り所となる理念や価値観がしっかりしているのだろう。

***

2017年11月7日火曜日

アップルパイのようにアメリカン

年寄りには危険なカロリー

マツタケの茶碗蒸しや五目ご飯の微妙な味や香りは分からんでしょうな。アップルパイのようにアメリカンな人ですからね。

トランプ大統領の晩餐会のメニューです。

 ・前菜
 ・マツタケの茶碗蒸し
 ・伊勢エビサラダ
 ・佐賀牛のステーキ
 ・五目ご飯
 ・デザート

***

2017年11月5日日曜日

トランプさんがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

マッカーサーは厚木基地でしたが、トランプさんは横田のようです。


アメリカでは民主党も共和党もトランプ大統領が大嫌い。そのトランプさんが日本にやって来ます。横田基地に着陸するそうです。多摩丘陵にも米軍の多摩ヒルズゴルフコースがあるのですが、、、。

日本の政治家は、トランプさんと愛国心について議論してみると面白いと思います。トランプさんは、これまでのアメリカ大統領と違って、理解しそうな気がします。

日本という国の不思議なところは、右側の人たちはアメリカに身も心も捧げたようだし、学校で勉強ができた人たちは、無責任で単純なリベラルの立場にいる人が多いところです。要するに、右側も左側も自分は愛国者だと言えないところです。

しかし、クロスボーダーで仕事をするビジネスの場合、特に相手も自分も組織の中である程度の職位にある場合、愛国心のない人は仲間に入れてもらえません。アメリカ人はアメリカを愛し、中国人は中国を愛すところから組織のリーダーたちは結束する傾向にあります。ところが、日本人のリーダーの中で愛国心に嫌悪感をもよおす人は多いのです。不思議ですねぇ。

愛国的な感情は海外で生活したり仕事をしたりした経験のある人に強い。海外に出て初めて日本や日本人を意識せざるを得ないからです(日本人というアイデンティティ)。それは戦争のような状況と似ています。戦争になると否応でも日本や日本人を意識せざるを得なくなる。今の日本人は、その「日本人であること」に罪の意識を感じ贖罪感が強い。それは、敗戦後のアメリカの教育改革とそれを引き継いだ日本の学校教育やメディアの影響の賜物だと思います。

「意識を高くすれば、見える世界も変わって来る」のですが、今の偏差値、減点主義教育を続ける限り、森を見ずに一本一本の木を見ることになり、挙句の果てには葉っぱの葉脈に注目するようになる、、、。

***

2017年10月28日土曜日

むかご(零余子)

@奈良町(奈良)

前回食べたのがいつなのか記憶にないくらい久しぶりのむかご(零余子)です。これは、「栗ご飯」と呼ぶべきか、「むかご飯(メシ)」と呼ぶべきか? いずれにしても、色といい香りといい秋を感じます。むかごも俳句になり易いと思って調べたら、、、ありました。さすが、鋭い観察眼をもつ正岡子規ですね。

ほろほろとぬかごこぼるる垣根かな  正岡子規

垣根なんて言葉もあまり聞かなくなりました。

***

2017年10月21日土曜日

今年の ibg 社員旅行


今年の ibg 社員旅行は、四国は徳島・香川です。製薬工場の見学もしました。ランチは鳴門公園の California Table。メインディッシュは鱧(はも)のローストでした。

意識を高くすれば、見える世界も変わって来る!

提高意識、看見的世界就不一様了。

"If you heighten your awareness,
the world will begin to look differently."

***

2017年10月18日水曜日

REUNION

六本木 全聚徳

1984年、当時私が勤めていたアメリカのコンピュータメーカーが中国法人を設立しました。アメリカや香港から中国系の社員が北京に集められ、日本からも主に技術系のスタッフが参加してスタートしました。

夕べ、その当時のメンバーが六本木に集合しました。Van と Sandy は20年ぶりの日本。現在はフランスのパリに住んでいます。Van は北京時代の私のアドバイザー。強~~いベトナム人女性です!

最後に彼等に会ったのは1990年。アメリカはコネチカット州の彼らの自宅、家族で夕食に招待してもらった時でした。その後、彼等は同じ会社のFrance法人へ。私は2002年に上海に移るまでUSに残りました。Van には電子メールの書き方や、アメリカ人とのビジネスのイロハを教わりました。1984年、電子メールで仕事をするなんて全く一般的でなく、私が勤めていた外資系の会社も日本法人だけは、まだまだ電子メールは一般的ではなかったのです(ラップトップのパソコンが登場したのは1990年頃で、インターネットの普及は90年代の半ばです)。

周りの人たちが優秀であれば、自分自身は少々ボンクラでも何とかなるという事を、再確認する 夕べのreunion でした。振り返ってみると、私のキャリアは当時から今に至るまでいつもこうだったのです、、、。

***

2017年10月15日日曜日

働き方よりも根本的な問題


上のスライドは、1990年代後半に企業の「リーダー育成のフレームワーク」として作ったものです。

試練は降って来る場合もあるし、自ら飛び込む場合もある。とにかく、何とか対応し、一つ一つの試練が教訓となり、自信がついて、適応力、コミュニケーション能力、インテグリティ、自己認識する力が強化されるというものです。これらは、リーダーになるための条件です。

数週間前に、タイトルを「親が子供にできること」に変更し、上のスライドのように、親が関与する部分と子供が自分自身で考えていく部分に分割しました。

親が子供のためにできることは、①と②です。手段である環境を準備してあげること、そして、様々な試練(チャレンジや矛盾、理不尽な状況)を経験させてやり、自分で試練を乗り越える多くのプロセス(方法)を学ばせてあげることです。親は子供からみたら自由に使える資源(アドバイザー)でもあり、手段とも言えます。環境も手段といえます。

子供は幾多の試練を自分でハンドルする毎に、自分にとっての優先順位が明確になり、自分のモチベーションがどこにあるのかを知る事になります。そして、大人になって必要な能力がついていくというものです。それらの強化はリーダーの条件でもあります。

子育ても、企業のリーダーシップ教育も、国家の国民に対する施策も、日本は益々過保護(coddle)になっていると思います。

全く放任だと無責任ですが、今の日本は too much です。社会保障が充実し、棺桶まで国が面倒みてくれるとなると、少子化はいつまでたっても解消できないでしょう。

***

2017年10月7日土曜日

腹黒いのは誰か?


ロヒンギャの問題は難しい。日本ではあまり報道されません。日本のジャーナリズムは何を軸として何処を見ているのでしょう?

イギリスが植民地を統治するときには「分断統治(divide and rule)」が基本です。ヨーロッパの島国であるイギリスが、距離の離れた人口の多いインドをどうやって植民地として支配していくのか? インドのヒンドゥー教徒とイスラム教徒を分断し、対立させることでイギリスはインド全土を支配することができたのでしょう。

ビルマ王朝を滅ぼして植民地にしたイギリスはイスラム教のロヒンギャを仏教徒のビルマに入植させた、、、、と推測されます。どうでしょうか? 

これって、後にアメリカがアジア各地でやったことと同じですね、、、。朝鮮半島、台湾海峡、、、。














2017年9月30日土曜日

(心の)羞恥心

あのような死の一年前に刊行された、今の世代の人々へのメッセージです。

三島の死から半世紀近くになります。昨今の日本政治のバカ騒ぎを見ていると、日本人の心の羞恥心は跡形もなく消え去ったようです。

羞恥心のなさが、反省のなさに通じている。
羞恥心は単に肉体の部位にかかわるものではなく、文化全体の問題であり、また精神の問題である。


『若きサムライのために』 三島由紀夫(昭和44年)

***

2017年9月25日月曜日

(続)人生100年時代構想会議

人生100年時代構想推進室

文化レベルって国によって大きな違いがあります。欧州は欧州、封建時代のないアメリカはアメリカ、そして、日本は日本の文化発展の歴史があります。

教育はビジネススクールのカリキュラムのように世界標準の「知識」として獲得できるかもしれません。しかし、文化の中で培う「教養」はそうはいかない。日本の戦後民主主義教育は、教養を育むための「文化」を切り離してきたと言われています。現代日本のビジネスパーソンは、「理性・理論」と「感性・直観」のバランスに課題があるように思われるます。それは、教育と教養のバランスの問題とも言えるのではないでしょうか?

日本人は、老若男女、親も子も益々余裕が無くなっています。中高年の生きかたには特徴がない。人生100年時代、退職後の生活は、教育よりも教養のほうが役に立つことが多いのです。そして、教養は政府が支援したり教育を無償化したりするような問題ではないはずです。

100歳まで生きる人も多くなるかも知れませんが、50代60代で突然亡くなる場合だってあるのです。政府が主導して考えるものではないし、政府が外国人教授をアドバイザーに呼ぶことが必ずしも解決策ではない。

要するに、幸福の定義は人それぞれだし、幸せに生きるとは、一人一人の自由意志のもとにあるということを忘れてはいけません。「不安になるから自由なんていらない!」なんて言っていると、人生100年時代は大変になりますよ(長生きできた場合ですが、、)。

***

2017年9月19日火曜日

人間の本姓は戦争すること(カント)

President Trump demands: 'Make the United Nations Great'
David Jackson, USA TODAYPublished 10:29 a.m. ET Sept. 18, 2017 | Updated 2:57 p.m. ET Sept. 18, 2017

https://www.usatoday.com/story/news/politics/2017/09/18/president-trump-urges-united-nations-reform-itself-citing-bureaucracy-and-mismanagement/676226001/

〝人間の本性は「邪悪なもの」であり「戦争すること」である"(ドイツの哲学者イマヌエル・カント)。

カント哲学によると、欧米諸国やアジアの一部の国は人間の本性に非常に近いことが分かります。人類はカントの18世紀から1ミリでも進歩したか? 

***

2017年9月17日日曜日

人生100年時代構想会議

http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/actions/201709/11jinsei100.html

政府は「人づくり革命」、「人生100年時代構想会議」というスローガンのもと、イギリスからリンダ・グラットン教授や、各界の有識者を招いて会議を行いました。議論の内容が教育の無償化など、相変わらず政府の支援の話や制度的なもののようでした。

政府が過度に手を貸したり、親が子育てを他人にアウトソースするなどしたら、将来的に大きな代償を支払うことになると思います。大企業の社員が大企業病に罹るのにも似ていますね。

親も子も自らより多くの経験を積んでいかないといけない。自分でより多くの試練(チャレンジ)を乗り越えて行かないと、将来必要となる能力が身に付きません。偏差値や学校の成績などの結果でなく、困難に立ち向かう力や、なんとか対応するプロセス(生きるための方法)をいくつも学ぶ機会が必要だと思います。「人づくり」や「人生」の本質を間違っている。

***

2017年9月13日水曜日

48年前のギターには「志」がある!


48年前のギターは弦高も高くて弾きにくい。しかし、こういったギターのことを完全に忘れ去って新しいギターを作ったり弾いたりするのではなく、頭のどこかに置いておいたほうが、今のギターを何倍も楽しめます。

なぜかと言うと、半世紀前の日本のギター製作者の「志」を感じるからです。

「イノベーション、イノベーション!」と声高に叫んでも、48年前のギターのように基準となるものがない場合、何を破壊してどういう具合に創造するのかイマジネーションがわかないでしょう。

***

2017年9月12日火曜日

48年前のギター


1969年に私が生まれて初めて購入したギター、ヤマハ G-70A。リペアしました(終活の一環か?!)。この頃のヤマハギターは日本で製作されていました。弦高は高くて弾きにくいのですが、低音は現代のギターにはない伸びのあるいい音です。

G-70A 仕様 

■ トップ:松またはスプルース
■ バック:ナトー
■ サイド:ナトー
■ ネック:ナトーまたはタンギール
■ フィンガーボード:ブビンガ
■ ブリッジ:ブビンガ
■ スケール:658mm

ブビンガは、アフリカ原産の、非常に硬く重たい木材です。低音域と長いサスティーンが魅力で、ベース用木材として使用されることが多いそうです。ローズウッドに属する全ての木材(ブビンガはアフリカンローズウッド)がワシントン条約の付属書IIに指定され、輸出入に規制がかかっています(2017年1月より)。



2017年9月11日月曜日

つけまつける号も日干し

8月の長雨で幌にカビが、、、。






2017年9月10日日曜日

自らの決断で今を生きる

お日様に照らされて蕃椒は「本質」へと変化する

人間の場合、実存が本質に先行する。最初は自分が何者か分からない。知識を得、色んな人に会い、経験を積んで、何者かになって行く。それが本質である。

これは、サルトルの実存主義に関する私の理解です。主体性に欠け自己欺瞞を続ける日本人は、新たな価値の創造なんて益々苦手になって行くのかも知れません。

***

2017年9月7日木曜日

観察眼を鍛える


観察眼は大事で、ちょっとしたヒントから洞察を得る。これはコンサルタントの基本です。恐らく、コンサルタントだけでなく、多くのビジネスパーソンに必要とされている資質だろうと思います。


宮本武蔵は決闘で負けなかった。剣術だけでなく様々な芸術に一流でした。武蔵は、心で観て、目で見て、感じて(考えて)、表現することを実践する生涯を送りました。武蔵のレベルでなくても、サイエンスとアートが個人の中で両立しない場合、想像することができない。思想空間(イマジネーション)が広がって行かないから先を読めないのです。

好奇心をもって想像力を豊かにする。

俳句でも詩でも絵画でも、文学だって写真だって、想像力を豊かにする作品が称賛されます。正岡子規が偉大な俳人と言われるのも、こういった理由からですね。

一流のものに触れることによって観察眼を鍛え、自分の美意識(物差し)を基本として生きていく。来年は明治維新から150年、そろそろ目覚めないと日本は本当に沈没しそうです。

***

2017年8月28日月曜日

好奇心をかき立てる


今朝の武蔵野の空

好奇心がないのは子供の頃でも大人になってからでも良くないですね。
好奇心は想像力を起動しますし、想像力があってこそ創意工夫ができるのです。即ちイノベーティブになれるということです。

大企業がイノベーション、イノベーションと声高にスローガンを叫ぶのは少しばかり滑稽に感じます。
企業は成熟するにつれて大企業病に罹っていきます。「WHY」を追求するのではなく「HOW」に長けたものが評価されトップにのぼり、社内の99%がHOW型の、つまり、全社的にイノベーターとは真逆の均質化された金太郎飴体質になっていくのです。

他者と接触する以前に、自信と自尊心(self-esteem)も必要だろうし、信念や情熱も不可欠です。 それらが前提となり好奇心をもって奇傑非常の士に交わる(一風変わった優れた人と交流する)ことです。

好奇心を封印したコモディティ化された人生なんて面白くないと思いませんか?

奇傑非常の士に交はる/吉田松陰

大凡(おおよそ)士(し)君子(くんし)の事を成(な)すは、志気(しき)何如(いかん)に在(あ)るのみ。志を立つるは奇傑(きけつ)非常(ひじょう)の士に交(まじ)はるに在り、気を養ふは名山(めいざん)大川(たいせん)を跋渉(ばっしょう)するに在り。安政五年正月二十三日「*児玉士常の九国・四国に遊ぶを送る敍」

【訳】
だいたい、心ある立派な人が物事を行う時には、意気込みがどのような状態にあるかだけによる。志を立てる方法は、特に優れた、会い難い人物に接することにある。やる気を起こす方法は、有名な山や川などを巡り歩くことにある。

*長州藩士児玉吉次郎。松陰の門人。

***

2017年8月20日日曜日

時間に敏感になる


4時間ですぞ。キュウリとナスの浅漬けは。

4時間あれば、かなり色んなことができます。生のナスとキュウリがちょうどいい浅漬けの漬物に変身する時間です。アウトプットは無理でも、インプット、特に命題(仮説)を持っている限りにおいては、様々な情報を収集することができます。

連続しなくても、一日のうちから何もしていない時間を集めると4時間になったりします。最近、日本人は時間に対して随分と鈍感になったと感じます。他人が時間をどう使おうがどうでもいいのですが、私に影響があるときには腹が立ってしまいます。「時間とお金に鈍感な人とは仕事をしない」なんて言っていると、誰とも仕事ができなくなってしまうかもしれませんね。

時代が変わろうが、国が違えども、一日は24時間一年は365日。機会の平等でもある。時間の感覚を身につけている人といない人、結果には大きな差が表れるものです。

時間に敏感になって、人生を豊かにしてください。

***

2017年8月16日水曜日

今年も8月15日に考えた

今日も朝から雨、、、、

日本は海外資産が潤沢にあるから将来的にも利子で食べていけるいう経済学者がいますね。でもそれは大きな間違いだと思います。資産は簡単に負債に転ずるのです。

「カネ」や「モノ」に対してだけではなく、人は、自分の地位や仕事や権利をいったん保有すると、なかなかそこから離れたり、手放したりできません。自分の仕事やこれまで習得したスキルについても同じことが言えます。新しいことに変えるのは、今の状態を失うという恐れが伴う。この損失を回避したいがために現在の状態にこだわってしまう。人が変われない理由の一つです。

日本国憲法の議論も同じです。戦後の復興(一般的には“高度成長期”と言われますが、、、)を含む72年の僥倖を失うのが恐ろしいから、改革らしい改革もできないのが現状だと思います。要するに、72年もの間、自己欺瞞を続けているのです。

***

2017年8月11日金曜日

亀の手


一人の良い女、一人の良い友人、一個の良い想い出、一冊の良い書物  ギルバート・チェスタトン(イギリスの作家)

35年間会わなかった友人と
今年の春から頻繁にコミュニケーションしています。良い友人がいるというのは人生を豊かにします。

週末に「亀の手」を獲ってきたといって、冷凍にしてお土産に持たせてくれました。

35、6年前、2人でよく釣りに行きました。釣れない時に友人は「亀の手」を獲っていました。しかし、私はバルタン星人を思い起こさせる「亀の手」の外見からか、食べる気にならなかったのです。

エビとかカニと同じ甲殻類の仲間ということで、味はカニとエビの中間のような味です。生臭みとかは全然ありませんでした。

***

2017年8月5日土曜日

明石海峡

昨日の明石海峡 ~ 四国側より明石を望む

蛸壺やはかなき夢を夏の月  松尾芭蕉

夏の月が淡く照らすこの海の底、夜が明ければとらえられる身の上とも知らない蛸が、蛸壺の中で短夜(みじかよ)のむなしい夢を結んでいることだろう。

夏休みに入り、賑わっているサービスエリアにいると、
はかなき夢を感じる暇もない喧噪です。

***

2017年7月29日土曜日

お日様、出てこい!

家の中で待機中の梅

梅漬けは3日の土用干しを経て、
梅干としての自覚が芽生えてくるのです。

リーダー不在とか、リーダーの育成ということが盛んに言われていますね。 でも、リーダーなんて勉強したり育成したりするものではありません。キャリアが進むにつれて、本人が自覚していくものだと思います。要するに、本人の心構えの問題です。

***

2017年7月23日日曜日

グレコギターの近況


修理に出していたグレコギターが戻ってきました。
電気系統の部品交換とネックのそりを調整してもらいました。

このギターが戻ってきたら、最初に弾く曲は決まっていました。Led Zeppelin のデビューアルバムの一曲目 『Good Times Bad Times』(1969年)。最初に聞いた時の Jimmy Page のギターは衝撃的でした。

YouTube には弾き方を指南する video がいっぱい up されています。半世紀がたって、Led Zeppelin も更に身近に感じるようになったのです。

***

2017年7月21日金曜日

チャーリーの近況


私の求めるレベルは非常に低いのですが、チャーリーにはウチで暮らしていく上で、最低限のルールは守って欲しいと思いつつ4年半が経ってしまいました。溺愛しているのではないのですが、どうしても甘やかせてしまいます。

ついに、ドッグ・トレーニングに行ってきました。

チャーリーの問題は、以下の通りです。
  • 隙あらばタオルや靴下をくわえて「ウゥ〜」と威嚇していうことをきかない。
  • 散歩中、すれ違う犬に吠えかかる。
  • チャイムや外から聞こえる話し声で大騒ぎが始まる。
  • ドッグフードは人間様の食べるビーフやチキンのトッピングないと食べない。
  • トッピングが足りないとドッグフードを微妙に残し、トッピングの追加を催促する。
トレーナーの先生の言うには、チャーリーは「なんちゃって王子様」なんだそうです。自分の王国を守るために吠え、我々家族を守ってくれているそうです。「これからは一人で頑張らなくていいよ」と教えてあげて欲しいということです。

なるほど。
今後の展開はいかに? 

***

2017年7月17日月曜日

(続)つけまつける号の近況


純正マフラーが見つかったので交換しました。

マフラーというのは車の一番後ろに顔を出しているパイプの部分だけのイメージですが、つけまつける号のエンジンはフロントですので、マフラーは実際エンジンに達するくらいの長さがあります。

外に出ている部分(写真)はサイレンサー(消音装置)と言われる部分で、エンジンに達する部分はエキゾーストパイプといいます。今回交換したのはエキゾーストパイプの途中までです。つけまつける号のエキゾーストパイプはエンジン側とサイレンサー側の2つの部分から構成されていて、今回はサイレンサー側のエキゾーストパイプまでの交換となりました。

つけまつける号が40キロ出すとGT-Rのような勇ましい音をたてていたのは、
後ろから顔を出しているサイレンサーが腐って穴が開いていたのが原因です。

マフラー(サイレンサー)を交換したことにより、少しおとなしい走りになりました。乗り心地は先日のタイヤ交換で圧倒的によくなりました。

タミヤ模型のプラモ用シンナーで磨いたらピカピカになりました

***

2017年7月12日水曜日

つけまつける号の近況

つけまつける号のタイヤ交換に行ってきました。
フロント・グリルに付いているクッション用のゴムも交換が必要です。
ディーラーではやってくれないので、自分でやるしかないか?

すり減っているタイヤ。 車の走行性能はある程度タイヤで決まります。 
マフラーに穴が。日本の車検というのもいい加減なものです。見過ごしたわけですからね。幸い純正のマフラーが見つかったので、この週末に交換です。

***

2017年7月3日月曜日

イネの成長


「実るほど頭を垂れる稲穂かな」。若い時は謙虚でなくてもいいのですよ。自己主張していっぱいいっぱい痛い目にあって下さい。

      後方は奈良の若草山

2017年6月25日日曜日

減点主義はいかんぞ!

自宅で焼いた150点のピザです 

「減点主義(negative reinforcement)」か「加点主義(positive reinforcement)」かというのは非常に重要な問題です。


日本では100点という満点があり、どんなに優れた解答をしても100点以上は評価されず150点なんてないのです。学校の試験では100点満点を目指します。つまり、間違ったりミスがあると100点から減点していく減点主義です。これでは、そつなく抜け目なく行動しリスクを避けるようになります。要するに、チャレンジ精神は出てこないのです。

世界情勢は複雑怪奇、100点満点なんてどこにもありません。先がどうなるか分からないけど試行錯誤しながら前に向かって進んでいかないといけない時代です。

自らが持つ「信念」(vision、goal、目的、、、)に向かって「加点」していく人生を過ごしてはどうでしょう。企業では、効率よく100点をとる人を登用するのではなく、「情熱」のある人に加点しリーダーを養成するのです(マネジャーの養成ではないですよ)。そうすれば、10年後くらいにはなんとか先が見えてくるかもしれません。

***

2017年6月19日月曜日

達磨さん

達磨大師は禅の開祖とされるインドの仏教僧

和顔愛語(わげんあいご)って言葉があります。和やかな顔でいつでも微笑みを絶やさない。優しい言葉を、適切な場面で話すことを言います。

笑顔がいいリーダーに人はついていくものです。政治家だって同じ。どんどん人相が悪くなっていく政治家っていっぱいいますよね?(野党も与党も同じ)。その人の生き方が年を重ねるごとに表に出てくるのでしょう。教養のある政治家がいなくなった。それは、要するに生き方の問題なのです。

***