AIはアクションに対するリアクションを考慮しません。コンピュータのプログラムですからね。つまり、相手の心は生成AIの対象外なのです。さらにAIは何を伝えたいかという思想はありません。人間は万国共通で、コミュニケーションには「気持ち」が一番重要なのです。だとすると、AIも言語(日本語、英語、中国語 等々)と同様に全体の一部分なのです。
2025年4月30日水曜日
AIってどうなのよ?(続 )
2025年4月29日火曜日
AIってどうなのよ?
若い頃はコンピュータが面白かった。それは人間が、つまり私自身が扱える部分が多かったからです。データを記憶する大きなテープをかけ替えたり、パワーをオンにしてマイクロコードをロードして、それからオペレーティング・システムをロードする。するとシステムコンソールにその他のシステム関連のプログラムが主記憶装置にロードされていくのが表示されていく。わくわくする瞬間でした。
I am not saying this because I am a stubborn old man. AI is not fun to me. AI is not interesting because it only connects superficial forms. In other words, because it lacks human senses. For example, it is because there is no part of human-to-human communication that follows the pauses and other missing features. It doesn't matter if it's English, Chinese, Japanese, guitar, saxophone, harmonica, or whatever. The feeling is conveyed, that's what it is all about. My blues harp has not reached the level of communicating something to people even after 50 years, sorry to say that.
2025年4月27日日曜日
共通点をカッコの外に出す
The draw in holes 4 and 6 were stuck and the sound would not come out, so I opened them up and to my surprise, there was a white mustache stuck in the draw reeds!
Good boys and girls, when you play harmonica for the first time in a while, check the draw and blow of all 10 holes before you start. Got it ?
ブルースハープを志す人は誰もが憧れるのは Little Walter です。 Little Walter といえば「Juke」(1952年)。しかし、誰もが壁にぶち当たってブルースハープを諦めるのが2穴のベンド。2番目の穴を吸って通常は半音から全音まで音を下げます。Little Walter は2穴の魔術師です。
2025年4月22日火曜日
クラプトンから学ぶ継続と感謝
エリック・クラプトンが2年ぶりに来日し日本武道館でコンサートが開催されています。武道館での公演回数は既に100回を越えており、海外アーティストとして最多の公演回数として更新されています。先週の武道館公演では毎晩このロバート・ジョンソンの、『Kind Hearted Woman Blues』がセットリストに入っていました。曲に入る前のフレーズまで一緒ですね。クラプトンは自宅でくつろいでいるときでもこの曲を弾いているのでしょうね。
人の喜びを自分の喜びとする。それが生きがいになる。感謝がなければ生きがいは生まれない。いくつになっても生き生きと毎日を過ごしている高齢者に共通しているのは、今を一生懸命生きる姿勢です。若い人にとって「終活」と言うと遠い遠い先のことのような気がしますが、日々の連続がゴール、つまり、“今”の積み重ねなのです。そういった意味でクラプトンはロールモデルかも知れません。またコンサルティングという仕事は、クライアントの喜ぶ姿を見て自分が幸せになるという姿勢がないと成り立ちません。最近の業界はコンサルタント側もクライアント側も感謝の気持ちが足りないような気がします(自省をこめて)。
私の場合ギターは中学生の頃に始めましたが、なかなか上手になりません。それは練習を継続しなかったり上手くなりたいという熱意が圧倒的に不足していることです。でも途切れ途切れでも弾くことを継続すると1ミリでも進歩します。文章を書くことも同じなのですが、記録に残しておくことで1ミリが見えてくる。いまは録画もパソコンやスマホで簡単にできます。自分の演奏を記録してたまに振り返ると違いが見えて楽しめるのです。主観的なものが有るや無しや、自分がどう感じるかが重要です。実際は1ミリも進歩してなくても、自分が進歩していると感じればそれでいい。それが、年を取る上での生きがいになる。
2025年4月20日日曜日
静かな退職
静かな退職
- 会社に所属しているものの、心理的には会社に所属していない状態
- 仕事とプライベートを明確に区別しワークライフバランスを重視
- キャリアアップや昇進などを目指さず淡々と言われた業務を遂行
静かな退職で老後はどうなるか?
欧州は欧州、封建時代のないアメリカはアメリカ、そして、日本は日本の文化発展の歴史があります。日本の場合はアメリカと違ってかなり長い歴史です。教育はビジネススクールのカリキュラムのように世界標準の「知識」として獲得できるかもしれません。しかし、「教養」はそうはいかない。文化の中で培うからです。
幸福の定義は人それぞれです。幸せに生きるとは、一人一人の自由意志のもとにあるということを忘れてはいけません。「不安になるから自由なんていらない!」なんて言っていると、人生100年時代は大変になりますよ。No Pain, No Gain !
2025年4月18日金曜日
煩悩だらけの前期高齢者
高齢者でも常に焼肉やステーキを必要とする人がいます。そういった人はエネルギーがみなぎって元気なのかも知れません。さて、私にとってそれらは本当に必要か?たま~~に食べたくなるので、食べられた時は幸せを感じます。
2025年4月14日月曜日
ちょっとだけイスラエル 3-3 (2009年1月の日記)
2009年1月7日
イスラエルがレバノンを攻撃した
やはり、想像していたようなことが起こった。
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イスラエルにロケット弾攻撃、レバノン国境でも交戦状態
【エルサレム=久保健一】
イスラエル軍によると、レバノン国境に近いイスラエル北部ナハリヤに8日朝(日本時間同午後)、少なくとも2発のロケット弾が着弾、2人が負傷した。イスラエル軍は即座に発射元のレバノン南部に対し、砲撃を加えた。パレスチナ自治区ガザでのイスラム原理主義組織ハマスに対する掃討作戦に続き、レバノン国境でも戦端が開かれれば、イスラエルは南北2正面の交戦を強いられることになるため、緊張が高まっている。レバノン南部からのロケット弾攻撃は、12月27日にガザへのイスラエルの軍事作戦が始まってから初めて。2006年夏のレバノン紛争では、レバノン南部を実効支配するイスラム教シーア派組織ヒズボラが多用した戦術だが、ヒズボラは今回の攻撃について「関与していない」と否定した。同国のミトリ情報相がAFP通信に明らかにした。在レバノンのハマス幹部も8日、攻撃を否定した。一方、イスラエル放送によると、イスラエルのベンエリエザー国家基盤相(元国防相)は、シリアに本拠を置くパレスチナ世俗派の急進派組織「パレスチナ解放人民戦線総司令部派」(PFLP・GC)による攻撃との見方を示した。しかし、PFLP・GCは8日の声明で、エジプトによる停戦調停案を批判したが、ロケット弾発射については言及しなかった。ナハリヤは、レバノン国境から約10キロ。レバノン紛争でも、ロケット弾による被害が集中した。(2009年1月8日21時34分 読売新聞)
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イスラエルを攻撃したのがヒズボラかどうかは分からないけど、イスラエルは戦略通りに2発のロケット弾に対して過剰防衛気味(?)に反撃した。このヒズボラは過激派なのかまともな組織なのかは個人的にはよく知らない。しかし、イランがバックアップしていると言われている。
自主独立国家のイラン
イスラエルはイランが憎くてたまらない。アメリカのブッシュ、ラムズフェルド、チェイニーに何度もイランを攻撃するように依頼したと聞く。でもアメリカはイラクで忙しかったからブッシュ政権ではできなかった。一方アメリカは、自分らの自由にならないイランが憎い。
ムンバイの同時多発テロとイスラエルのガザ侵攻
今回のイスラエルのガザ侵攻はタイミング的に大きな疑問が残る。ブッシュやチェイニーがホワイトハウスを去って(すでに去っているラムズフェルドも一緒に)今度はビジネス(本業)でひと儲けをたくらんでいるというシナリオなないだろうか?サブプライムはNYのジューイッシュを中心とした頭のいい金融工学なるものをやっている連中が仕組んで、それが破たんして世界的な金融危機に陥った(オバマ政権はそういった連中を雇って、しこたま稼いだ人たちをホワイトハウスのスタッフにしている)。
以上は私の考えすぎかも知れない。ただ間違いなく言えることは、世界情勢があやしく国際経済が危機的状況にある中で、日本という国はあくまでも平和でノンキだと言うことだ。
2009年1月9日
ちょっとだけイスラエル 2-3 (2009年1月の日記)
イスラエルとF22
今、アメリカの最新鋭戦闘機F22が問題になっている。
【12月11日 AFP フランス通信社】
マイケル・マレン米統合参謀本部議長は10日、景気減速によって国防総省の予算が削減される可能性があるとして、米空軍の最新鋭ステルス戦闘機「F22ラプター」の生産計画に疑問を呈した。マレン議長は、国防総省内で記者団に対し、「軍や国防総省にとっても、予算の圧縮・削減は重要だ。コスト意識に欠けた計画が多く存在しており、中止なども含め計画の絞り込みが必要だ」と述べた。その上でF22に言及し、すでに183機を保有している米空軍が65機の追加発注を検討していることを明らかにするとともに、「あまりに高価なシステムだと懸念している」と語った。
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アメリカはF22をイスラエルに売りたい。
イスラエルをアメリカの兵器で武装してイランとの戦争に備えようとしているのではないだろうか?イスラエルが中東でドンパチやるとアメリカ企業は儲かるし、軍事産業を中心にかなりの雇用は確保できるだろう。F22は機体の生産コストも高いそうだが、メンテナンスが複雑でかなりのコストと人件費(ソフトウェアメンテナンス)がかかるらしい。アメリカ政府は、クリントンが大統領の時にF22のイスラエルへの売却を約束している。
アメリカの民主党がリベラルで平和主義だというのはちょっと違うと思う。拝金主義だから金のためならなんでもやると言うのは民主も共和も関係ないだろう。クリントン夫妻の場合は拝金だけじゃないと思うが(売名とかスターでいたいとか、、、)。先々週くらいのタイムに面白い挿絵があった。オバマが運転席に座っているのだけど、助手席のヒラリーが横から両手でハンドルを握っていて、後部座席からビル・クリントンが指示しているというもの。
日本がキャスティングボードを握ってアメリカや中国を舵取りするなんて有り得ない。
戦争はしないほうがいいにきまっている。でも、これまでの歴史でアメリカが戦争以外で経済を立て直したことはあるのだろうか?
- Rahm Emanuel /White House Chief of Staff、ビル・クリントンの片腕、元投資銀行家
- Robert Gates /Secretary of Defense、留任(イラク戦争主導)、元大学学長
- Hilary Clinton /Secretary of State、 ビル・クリントン夫人
- Timothy Geitner /Secretary of the Treasury、ビル・クリントン政権(ルービン長官の部下)
- James Jones /National Security Advisor、海軍大将(戦争のプロ)、元NATOのトップ
ちょっとだけイスラエル 1-3 (2009年1月の日記)

イスラエルがガザを空爆した
中東問題は紀元前にもさかのぼる長い歴史があって複雑でよくわからない。よく分からないから私はアラブ側でもイスラエル側でもない。いつも気の毒なのはパレスチナ難民だ。はっきりと言えることは宗教の力は恐ろしいということ。世界の国は究極的には宗教でつながっていることがよくわかる。
今の日本は宗教がないも同然だからこういった感覚は分からないのだろうと思うし、私自身も宗教心は持ち合わせていないので分からない。歴史の浅いアメリカは壊れたように無茶苦茶ばかりやっているけど最終的にはカソリックやプロテスタントやユダヤ教でつながっているんだろうと思う(神様の数という意味でも日本とは異なっているが)。
今回のイスラエルのガザ侵攻はタイミング的に何となくきな臭い匂いがする。アメリカが招いた世界的な金融危機、それに、共和党のブッシュ政権から民主党のオバマへの政権交代の直前というタイミング。アメリカ経済復興の目玉となる材料がない、、、等々。
昨日(2009年1月3日)、ブッシュ大統領がイスラエルを支持するような発言をしていたのをCNNで見た(実際には、「ハマスがミサイル攻撃を継続する限りイスラエルを支持する」と言っていた)。
戦争が勃発すると誰が得をするか?
イスラエルの戦略は「戦争は必ず敵地領内で行う」らしい。これは、アメリカの戦闘戦略と同じだ。敵地に先制攻撃を行うか、代理戦争をさせるか。アメリカの産業の最後の砦はやはり兵器産業だろう。新しいテクノロジーも大概が軍事産業から生まれる。イスラエルがパレスチナを空爆したり、ミサイルを撃ち込むたびに誰がもうかるのだろうか?
イスラエル軍の主力はマクドネル・ダグラス社(現在のボーイング社)のファントムだし、銃はアメリカのコルト社製のM4カービン。ちなみにボーイングは民間の旅客機が売れないのでマクドネル・ダグラス社を1997年に買収したことは周知の事実だ。ウォールストリートの金融街、または、NYのビジネス街はユダヤ人で成り立っている。今のアメリカはユダヤ系アメリカ人が動かしていると言っても過言ではないかも知れない。ユダヤ人の国であるイスラエルに反対する意見は通り難いのは事実だろう。
念のためだが、私はユダヤ人に対する偏見はない。日本の世の中が日比谷公園の派遣テント村に注目している間に世界は恐ろしいことになろうとしているかも知れない。
2009年1月4日(2)
少しだけイスラエル軍
イスラエル軍はアメリカからの多額の軍事援助金でアメリカ企業(ボーイング社、コルト社、、、等々)から武器を買っている。ドルが流動する。もしかしたらイスラエルは軍事教育や戦争そのものをチェイニー副大統領が関与すると言われているハリバートン社なんかにアウトソースしているかもしれない。湾岸戦争とかイラク戦争の下請けはハリバートンがメインの業者だったと聞いたことがある。軍事はハイテクそのものだから、勤勉なジューイッシュのイスラエルの若者はハイテク分野でも開発力とか応用力を発揮するのかも知れない。ハイテク機器を運用して改良していくにはアメリカの片田舎から来た兵士よりもイスラエルの若者を使ったほうが改善速度が速いのかもしれない。
ご承知だと思うが、私は軍事産業のことやハリバートン社のこととかよく知らない。
少しだけイスラエルの歴史
ユダヤ教とキリスト教とイスラム教、それぞれが聖地とするエルサレムの取り合い。
戦いは紀元前から続いている。キリスト教もイスラム教もユダヤ教から派生したものなのに。世界を牛耳るアメリカの歴史はたかだか200~300年。でもエルサレムの戦いは2000年以上続いている訳だ。第二次世界大戦後にイギリスがイスラエルという国を今の場所に作ったのが問題の発端だろう。実際、イランのマフムード・アフマディーネジャード大統領は、「イスラエルは欧米諸国のどこかに作ればいいじゃないか」と言っている。はっきりと言うから、それも、NYの国連やコロンビア大学で演説するからアメリカはよけいに頭に来る。
オバマ政権はどう対応するのだろうか?
イスラエルはオバマ政権になるとやりにくいかもしれない。もしかしたら、新大統領オバマがどういう態度に出てくるか分からないので、このタイミングでドンパチ始めたのかも知れない。国連決議でも常任理事国のアメリカが反対したら国連は強制停戦決議できない。アメリカは早々とブッシュがイスラエル支持を発表している(具体的には「ハマスが悪い」と言っている)。
2025年4月12日土曜日
タケノコの季節(旬ということ)
今年もタケノコの旬(竹+旬=筍)がやってきました。
2025年4月10日木曜日
アメリカの狙い
2001年8月に作成した中国に関するビジネスプランの資料の一枚です。私のニューヨークから上海への異動は2002年の夏でした(アメリカ同時多発テロ事件により一年延期された)。
Turning Point は2001年12月11日の中国のWTO加盟にあります。アメリカは中国を自由化してしこたま儲けてやろうと企てていました。私がNYから上海に異動したのも中国のWTO加盟により中国でコンサルビジネスが盛んになるという目論見から来ています。
このスライドを作成した意図は当時の会社幹部(アメリカ人)に「WTO加盟で中国は変わるのか?」という問いかけです。私なりのリスクヘッジでした。25年経過したいま振り返ると、アメリカの思い描いた理想通りに中国は変わらなかったことは明らかです。中国の国家資本主義を発展させただけでした。
アメリカは(トランプというよりも次世代リーダーたち)アメリカの産業構造を転換させて国内で生産できる国への転換をしたいと思っています(Rust Belt の再生)。2000年当時の全世界的な自由貿易ではなく、アメリカとアメリカに同調する国 vs. 中国と中国に従う国の2分化を考えていると思います。25年前の反省から。
トランプが日本の首相との電話会談後にSNSで発したコメントの最後の「すべてを変える必要がある、特に中国に関しては!!!」の意味するところだと思います。
***
2025年4月9日水曜日
辛抱強さや寛容度の限界
10年前にここは町の電気屋さんでした。ところが外国人や若い人が住むアパートが建った。
高齢化が進み、ここ10~20年一人暮らしの老人の一軒家が取り壊され安普請のワンルームマンションに建て替えられています。解体業者は埼玉ナンバーでやってくる中東や北アフリカ人で荒っぽい。住人は中国やアジアの若者が多い。近所の英語学校も外国人の日本語学校に変わりました。私は相手の地位や肌の色で差別するようなことはしないのですが、悲しいことに私の性格も変化してきたのかも知れません。
違反ごみは更なる違反ごみを呼びます。一つでも違反ごみが現場にあると、あっという間に集積所は無法地帯と化す。それらが収集されず長時間放置されればカラスに荒らされる。困ったことに日本の事情に疎い外国人だけでなく、若い日本人のゴミ捨てモラルもどんどん悪化しています。
明らかに社会構造が加速度的に変わっているのです。地域社会の深層にかかわる問題なのです。「ほどこして忘れろ、ほどこしを受けたことだけ覚えておけ」というのは昭和の任侠映画の中だけになってしまったのか? 日本人もかつての辛抱強さや寛容度は無くなってきた。由々しき事態です。
***
2025年4月8日火曜日
自らの思想をもつ日本人
以下は『学問のすすめ』 第四編 「学者の職分を論ず」の結びの一行です。
無芸無能、僥倖に由って官途に就き、慢(みだり)に給料を貪って奢侈の資(もと)となし、戯れに天下の事を談ずる者は我輩の友に非ず。江戸も末期に近い天保時代は現代の社会情勢に似てる気がします。
武士の序列社会が腐敗し、武士は武士道を忘れ私利私欲のために悪徳商人と手を結び、民は無能なリーダーの下で生活もままならなくなった。そこで天災や飢饉が起こる。現代の日本の政治家はどうでしょう? 大企業の係長か課長補佐のように小粒で、天保の江戸幕府にも劣るような気がします。民だって最後には一揆を起こして黙っていなかった。
現代の日本は政治家だけでなく国民は虚無的で「公」に「もっと、もっと!」と依存しすぎる。テクノロジーが急速に進化し、何が真理であるか判らない真贋判定のできない時代に突き進んでいます。個人で出来ること、個人がやるべき事は何でしょうか? 徳を積む、道徳心を養うことです。それは自らの思想を形成することでもある。学校教育だけに頼ってはだめだ。
***
2025年4月7日月曜日
騙されてはいけない
出版不況が続く中で、自己啓発本が売れているそうです。
読書指向もアメリカ的になってきたのでしょうか?色んな面で日本はアメリカの後を追いかけています。グローバル化はアメリカ化だと言っている人もいます。私の感覚では日本は10~30年前のアメリカのようです。
英語で con man というのは信頼(confidence)を売る詐欺師のことです。短時間で信頼を勝ち得て(いわゆる騙して)偽物を売りつける詐欺師。アメリカ的自己啓発本って、なるほどというのもありますが、多くは con manを速成(促成)する手段なのです。
2025年4月6日日曜日
忌諱(タブー)に触れる
ヤクザの歴史は日本の歴史
ヤクザの最盛期は1960~1970年代にかけて。その後、共同社会型から利益優先社会型に変化した。日本のヤクザは欧米のシンジケートとは違う。中国の黒社会とも違う。日本の歴史の中で独自の起源や発展過程を経た。
日本の高度成長とヤクザの栄枯盛衰
日本社会は急激な高度成長を遂げた(1955年頃から1973年頃まで)。ヤクザの栄枯盛衰と重なっている。高度成長は良い面ばかりじゃない。負の遺産もいっぱい残っていて日本は平成令和ともがき続けている。
日本人はどう生きるべきか?
利益優先社会型の典型である日本のグローバル企業も伸び悩んでいる。日本の近代化を振り返り、根本的に考え直すしかない。大げさに聞こえるかもしれないが、日本人一人ひとりがどう生き抜いていくかが問われている。
***
2025年4月5日土曜日
日米自動車摩擦での思い出
1983年4月から5月にかけて一か月アメリカに出張しました。当時中国最大の自動車会社の社長や重役達を私が勤めていたコンピュータ会社の施設やユーザー訪問のエスコートでした。12名の中国人を一人の若い日本人が全米を旅するという無謀なものでした。中国の自動車メーカーは後の東風汽車集団(武漢)です。1980年代は「二汽」といって軍事トラックや装甲車を製造していました。1968年に毛沢東の号令により湖北省十堰(シーイエン)に設立した軍事企業でした。
The autoworkers who attacked Chin blamed foreign vehicle manufacturers for hardships in the U.S. auto industry.
2025年4月4日金曜日
「英語ができる」って?(2010年7月のブログ)
http://ibg-kodomo.blogspot.com/2010/07/blog-post_24.html
これは15年前のブログですが、文章は1990年代初めに書いたものです。今読み返しても英語に関する私の考えは何ら変わることはありません。
英語によるグローバル化の進展への対応なんて中途半端な試みは止めて、学校での英語は選択科目にしたほうが賢明だと思います。それよりも日本語、つまり国語教育に重点を置いた方が長期的には日本人のレベルは上がるでしょう。
私の限られた経験から言えることは、① 概念を獲得し理解し、② 自分の考え(主張)を持つこと、そして、③ 日本人なのだから日本をよく知ることが大事です。それがグローバル化の基礎です。
日本語もできないのに(自分の反省ですよ)英語を使いこなせるようにはなりません。
2.その觀點に立てば、舊カナづかひは決して習得に困難なものでない。
3.逆に表音主義は國語の音韻體系を根本から破壞するだらう。
4.狂信的なカナモジ、ローマ字論者が國語審議會を獨占して、國語を取り返しのつかぬ混亂におとし入れつつある。
カナモジやローマ字の多様は日本人の思考を多大なる混乱におとし入れましたが、狂信的な英語教育がそれに拍車をかけつつあると思います。
***
2025年4月3日木曜日
英語がスラスラ? 無理です。
① 相手よりもゆっくり話す
② I was just wondering if ~~~ で話を始める
③ could と might を多用しセンテンスを長くする
④ 相手の目を見つめる(eye ball to eye ball)
⑤ 絵を描いて説明する(簡単で抽象的なもの。絵を描けない人が多い)
英語がスラスラできなくても以上のことを守ればなんとかサバイブできます。ただし重要な文章(書く英語)は英語が書けるアメリカ人に任せることです。
2025年4月1日火曜日
2025年3月29日土曜日
子育て ~ 親の心構え
① 成人するまでの子育て
② 成人した後の子供との関係
子供が成人すれば「後は勝手にやるだろう」じゃないのです。私ができているかどうかは別として、親の心構えは誠実で信頼できる親であることです。それが全てであると言っていい。成人した後でも親子関係は継続するのです。
それは親と子の関係に限らない人間関係そのものです。普通の他者との関係を忘れないのが親として自分が死ぬまで続く子育てじゃないですか? 多くの「子育て論」に書かれているような親になろうとする必要はない。子供は親の言っている事とやっている事のギャップを見ています。つまり親の言葉と行動(態度)との関係です。それが信頼関係構築の過程です。私は生意気なガキだったので、中学生の頃は教師のあらさがしばかりやっていました。結果、信頼できない学校や先生とは距離をとった。
要するに親は自然にふるまえばいい。
2025年3月28日金曜日
アメリカ人であることは恥ずかしい
ハートのナンシー・ウィルソン「ベトナム戦争の時、自分たちをアメリカ人と呼ぶのがちょっと恥ずかしかった。今はもっと恥ずかしい」
2025/03/25 11:13掲載
1986年6月26日NHKホールでハートの公演を観ました。当日の録音がLIVE盤になっていることを最近になって知ったのですが、手に入れることはできませんでした。39年前アン&ナンシー姉妹も若かった。私も同様に若かった。
2025年3月26日水曜日
D₇が押さえられれた!
やっとD₇が押さえられるようになりました。昨年11月に転倒して(老人!)痛めた左手の人差し指と中指が4か月かかってようやく治ってきたみたいです。
I can finally hold down the D7 code, The index and middle fingers of my left hand, which I injured in November last year, seem to have finally recovered after 4 months.
2025年3月23日日曜日
コロッケ蕎麦で判断力を鍛える
いつコロッケを崩すのか?
2025年3月21日金曜日
Freedom and Responsibility (自由と責任)
Cooking is like experimenting. You try anyway. I fail, but I wouldn't stop. It is just like everyone's life. You don't give up even if you don't get recognition. It's true for my "Niku-jyaga"(Japanese beef and potatoes). Even if you fail, you keep on making it. Failure is a part of my life. It's food for thought. This time, Niku-jyaga was well done.
2025年3月19日水曜日
眼と耳と口のバランス
料理は実験みたいなものです。とにかくやってみる。失敗する。でも止めない。人生と同じです。評価されなくてもへこたれない。肉じゃがだって同じ。失敗しても作り続ける。失敗はするものなのですよ。糧になる。今回は上手にできました。
食べてくれる人や聞いてくれる人がいないと料理も音楽も面白くない。勉強だって一人で受験勉強なんてつまらんでしょう。眼で考える知識は過去形。ファイナンスに対するアカウンティングのようなものです。独創性が生まれない。
2025年3月15日土曜日
一生のうち自由度が一番高いのは?
1.世間の期待通りに生きる(自分を殺しロボットになる)
2.世間を無視し自分の信念に従い生きる
3.1と2の狭間で彷徨い続け年老いていく
人生の時間で日本は欧米と真逆です。それは、子供の時と高齢者の時が一番自由度があり、甘やかされているということです。欧米は一般的に壮年期が一番自由度が高い。つまり自由に自分の意志で自分の人生を歩まなければならないのです。
2025年3月5日水曜日
アメリカの現状と今後、そして日本は?
目は口程に物を言う
自分を客観視しながら人生を生きてこなかった人は、アンテナを高くして全体を見ながら一歩前に踏み出すことはできないものです。
アメリカの現状と今後
私が最初にアメリカに行ったのは1976年。ベトナム戦争が終わりアメリカは精神的に落ち込んでいた。中国の生活や仕事を経てNYに異動したのは1989年。アメリカ人は皆がナルシストになった。自己中ということです。self self self と言い出した。自己啓発本は売れまくった。自分のことだけを考えるアメリカができあがった。
②国内の人種対立がさらに激化する
③アイデンティティが喪失する(アイデンティティを持たない不安定な国)
④アメリカは弱体化し、中国が台頭する
2025年3月1日土曜日
幸せな高齢者になるための準備
就職氷河期世代 これから直面する課題(NHK)
初回放送日:2025年1月20日
バブル経済崩壊を受けて、新卒での就職が難しかった「就職氷河期世代」。今後直面する可能性が高い住まいや介護などの課題と求められる対応について考えます。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
トランプを支持する白人労働者層はエリートが世襲していく知性主義に反対しています。つまり、ピケティが主張したr(資本収益率)>g(経済成長率)に似ています(既得権益はオカシイだろうと言っています)。ラストベルトの労働者層は高等教育を受けていない人が多い。貧困のレベルは日本よりも悲惨なのです。
日本の場合、政治家には世襲の弊害が大いにあると思いますが、反知性主義はアメリカのようにモチベーションになるとは思わない。日本の氷河期世代には優秀な成績で有名大学を卒業した人も多いからです。彼らはこれから50代後半に入る。学校で学んだことを全て捨て去って、自分で勉強をし直すことをお勧めします(流行りの手先のリスキリングではありませんよ)。まだ間に合う。視野を拡げ思考の抽象度を上げる。60歳まで継続すると比較的健全で幸せな高齢者になれる!
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2025年2月11日火曜日
ハンバーガーの思い出
小学生低学年の頃は鉄人28号やちばてつやの漫画に熱中していました。アメリカ製の漫画『ポパイ』もテレビでやっていました(1959年~1965年)。ポパイの中でウィンピーというキャラクターが登場し、口癖が「ハンバーガーをおごってくれよ(I'll gladly pay you Tuesday for a hamburger today)」でした。当時はハンバーガーなんて日本にないし、どんな食べ物なのか? ポパイの漫画の内容よりハンバーガーって何だと画面に食い入って観ていました。
https://youtu.be/68eue5cpbsE?si=wUEfYZ9_1eyXBi3f
1964年アメリカの原子力潜水艦シードラゴンが佐世保に入港し大騒ぎになりました。父親に連れられて福岡からシードラゴンを観に行きました。ランチにハンバーガーを人生で初めて食べました。そこはレストランではなく米兵相手のバーで、昼間は軽食としてハンバーガーを出していたようです。バーのカウンターで食べたハンバーガーは生の玉ねぎのスライスが入っただけのシンプルなものでしたが、今でも鮮明に記憶に残っています。
その後大阪で高校生になった私は近鉄布施の商店街でマクドナルドに遭遇(邂逅)することになりました(1972年)。一号店はアベノ近鉄のようですが、布施のマクドナルドもほぼ同時期でした。ビッグマックとフレンチフライには驚きましたね。ハンバーガーが80円、ビッグマックは確か200円だったと思います。当時放映されていたアメリカのTVドラマやアメリカンニューシネマの影響もあり、私のアメリカ熱は最高潮に達しました。もうアメリカに行くしかないと!
***
2025年2月9日日曜日
日米首脳会談 ~ トランプとヤクザ
トランプは優しくなかった。150兆円まんまとせしめたんだからね。大したもんだ。
トランプって日本のかつてのヤクザに近い。私のいうヤクザは今のヤクザではなく日本の近代化や高度成長を下支えした時代のヤクザです。
日本の政治家、特に今の総理と外相はヤクザの任侠道から一番遠い世界にいる2人です。アメリカでは義務に対して責任があります。日本の場合、義理と人情です。トランプはこの4つに対しての距離感が抜群です(普通のアメリカ人には義理と人情という思考回路はない)。トランプは頭の回転が速いのでしょう。ところが昨今の日本の政治家は義理と人情にも疎い人が多い。
トランプにとって、自らすすんで風下に立とうとする態度は最も軽蔑することでしょう。日米会談を評価するのは日本のメディアやコメンテーターだけでしょうね。もっとも総理は軽蔑されていることさえ気づいていない。日本国民として悲しい事です。
***
2025年2月4日火曜日
総理へのサジェスチョン
2025年1月30日木曜日
人生初の意思決定
12歳の少年が見た昭和41年 「紫電改のタカ」と戦争体験「祖父はあの時代を語らない」
2025/1/26 08:50(産経新聞)
小学5年生の頃に、漫画やプラモと決別しました。 これが人生で最初の重大な意思決定でした。 今でもよ~く覚えています。
思想が固まる前の何気ない体験は、以後の人生の思想形成に大きな影響を与えるものです。 プラモがあったり漫画を読んだり、蝉取りに走り回ったり三角ベースの野球に熱中したり、、、そういったものが私の原風景(昭和30年代から40年代の福岡)であり、それは日本の昭和の場面の数々なのです。
自分が属する集団に愛着心を持つのは自然な事で、家族から発展して友人や会社のような組織、そして、国家。 こういった原風景を伴う愛着心がなかったら、生きていること自体がとても空しいものになるでしょう。
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