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これは、学力に関する日米比較です。
X軸が学力レベル、Y軸が生徒数を表しています。
日本の特徴は、アメリカと比較して平均学力レベルが高く(日本の特徴 ①)、平均学力レベルの生徒が多いこと(日本の特徴 ②)です。
アメリカの特徴は、正規分布が低く横に広がっていて高さがありません。多くの生徒が日本の平均学力より劣ります(アメリカの特徴 ①)。
しかし、アメリカの強さは、パーセンテージは低くても極めて学力の高い生徒が存在することです(アメリカの特徴 ②)。例えば、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブスのような人たちです。
また、アメリカの学校教育の特徴は、アメリカの特徴 ① の部分の底上げを図らない点です。
以上は日米の比較ですが、日本の学習到達度(OECD PISA統計)を見ると、ここ数年で急速に低下していることがわかります(12月29日ブログ「智徳の弁」参照)。日本の平均値がアメリカに近づいてきているのです。それも、アメリカの特徴 ②の部分を除外して。
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アメリカは、教授陣として世界の頭脳を引き寄せ、優秀な学生もそれにともなって世界各国から流入しています。優秀な教授陣が優秀な学生とCollaborateする。そして、市民権や奨学金などをIncentiveに自国に取り込もうとする。日本は、引き寄せるどころか流出を食い止める事が出来ない。。。優秀で問題意識が高い日本の子供が、日本に留まりたい理由って何?
返信削除今の日本の若者は、どんなに優秀でも住み慣れた楽な環境、つまり、日本にいたいのではないでしょうか?海外にでて生きて行くにはナイーブすぎる、、、。
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