2010年1月28日木曜日

教育は何のためにあるのか?


教育の方針はどうあるべきか?

明治19年、福沢諭吉は、「教育の要点は、人生を豊かにし、あらゆる心身の能力を鍛錬し、鳥や獣の世界から出来る限り遠いところに進歩させることである」と、言っています。つまり、人物の賢いか愚かかは、鳥や獣からの距離の遠近にあるというのです。

インテレクト(智)とモラル(徳)を進歩させ、人間社会(人間交際)を改良し、野蛮国を文明国にして行かなければならないと訴えたのです。そのために教育があると。

さて、120年以上たった今の日本は、福沢諭吉の言う文明国になったのでしょうか?

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6 件のコメント:

  1. 日本の教育は、社会で有用な実学が足りないと思います。
    特に法治国家であるにもかかわらず、「民法」を中・高で教えていないのが問題です。
    これは、ルールを知らずにスポーツをやるようなものです。
    人間社会はルールの上に成り立つもので、多様な価値観をもつ人間もルールが無いと、烏合の衆(鳥や獣)と化するのではないかと思います。

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  2. 日本は性善説にたっていますからね。契約法やその他のビジネスに関する法令は軽視されますね。アメリカで家の売買を経験すると、アメリカの契約社会がよく分かります。

    恐らくルールにも2つあって、一つは「知識」(実学を含む)で、もう一つは「智恵」、つまり、生き残るためのノウハウなんでしょうね。前者は主に学校や塾で教わり、後者の部分は特にグローバル社会では本当に重要な部分であるにもかかわらず、日本の教育から忘れ去られているのだろうと思います(ここが、福沢諭吉の言う「人間交際」だと個人的には理解しているのですが、、、)。たとえグローバルでなくても、今の日本では欠落している部分だと思います。

    前者の「知識」の部分も、日本では受験のテクニックや大学のブランド名は要求されるけど、実学的な部分は就職してからの会社(KAISHA)に委ねているのでしょうね。

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  3. なるほど、知識を得るだけでは上手く生きられないということですね。
    知恵を身につける方法について、自分の経験や人の経験から学ぶしかないのかなと思います。
    「知っていることと、できることの違い」にも似ていますね。

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  4. 小学生向けの教育を、興味深く読ませていただいています。この教育を継続的に受けて身につけられれば素晴らしいですね。

    日本の性善説に一言。日本の慣習は、やっていい事と、やらなければいけない事が明文化されるのですが、アメリカはやってはいけない事が明文化されています。恐らく日本人の間では、とんでもない事はやらないと言う性善説なのですね。アメリカは、明文化されたルールを破ると、とんでもない罰を受けます。例えば、昨今のインサイダーでは、懲役150年が言い渡される可能性があります。
    日本も、海外から人が移り住むようになれば、考えを変えないといけなくなるかもしれませんね。外国人参政権は、断じて反対です。

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  5. 日本では、社会保障がなってないとか、高齢者に対するケアが足りないとか、失業者の保護がないとか、、、色々と言われていますが、アメリカや中国と比較した場合、日本は天国のような国です。様々なシステムが、優しく良く出来ていると思います。それでも国民はまだ国に要求する。子供が親に頼るのと同じように政府に依存しようとする。日本の人口が減り続け、外国人の比率が高くなると、これまでのやり方では危ないでしょうね。

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  6. 同感です。スポイルされている人が多いのでしょう。最近、日系人/日本人の有志で、アメリカの複雑なメディケアの分析と訳を始めました。老後を複雑怪奇なアメリカの社会保障制度下で暮らす日系人の助けになろうと考えています。本題から脱線してしまいました。

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