2011年2月5日土曜日

豊穣のアイデンティティー


外房の御宿(おんじゅく)にある「芸術清酒 岩瀬酒造」に行ってきました。

創業は享保8年(1723年)、昭和22年、全国鑑評会で首席を受賞、酒好きだった池田元首相の名指しの一品だったそうです。総茅葺き屋根の岩瀬家は、慶長14年(1609年)に御宿沖で遭難したメキシコ船「サンフランシスコ」号の帆柱を梁として使っています。

日本人のアイデンティティーを見たような気がしますね。
400年もの間一貫するアイデンティティーです。

良くても悪くても過去の歴史や伝統を否定した場合、日本や日本人としての連帯感ってどうなるのでしょう。 跡形もなく崩れ去っていくのではないでしょうか? ユダヤ教の言い伝えに、「舟を漕いで前に進むには、後ろに向かって、両岸を確認しながらでないと前に行けない」というのがあるそうです。

「岩の井」の豊穣なお酒を呑みながら、自分だけでもアイデンティティーが稀薄にならないようにしていきましょう、大吟醸古酒(上の写真の右)のように。酔っぱらいの戯言ですか?

御宿海岸
(画像をクリックしてみてください)

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