2009年12月29日火曜日

智徳の弁

福沢諭吉の「文明論之概略」巻の3 第六章は「智徳の弁」です。「智」とはインテレクト、事物を考え、事物を解し、事物を合点する働きと説明しています。「徳」とはモラル、心の行儀ということです。

沖仲仕(港湾労働者)の哲学者 エリック・ホッファーを知れば知るほど、インテレクトとモラルは、「学校教育」ではなく「読書」によって鍛えられると感じます。子供たちの頭の中の言語の空間が広がらないと、インテレクトやモラルも大きくならないでしょう。

本を読んで語彙や表現力を増やすのは大事なことです。

インテレクトとモラルは、子供たちの要求に合わせて形成されていくのでしょう。親や学校の先生は、子供たちの要求が高まるように働きかける必要があるのだと思います。


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