2009年12月14日月曜日

モチベーションについて



日本の社会や学校にはモチベーションが上がる要素が足りなのではないでしょうか?

先ずは、インセンティブとモチベーションについて私の理解からお話します。日本では、かなり怪しい理解のまま使われているような気がします。

モチベーションは、個々人から出てくる「やる気」のことです。「どうも今日はモチベーションが上がらない」と使われます。「今日はやる気がでない」と言うことです。

一方、インセンティブは、モチベーションが生じるための励みとなるものです。「ご褒美」とも言えます。馬が走るための「ニンジン」です。

また「アメリカでは、、、」かと思われるかも知れませんが、少し聞いて下さい。

アメリカの子供たちのモチベーションって何でしょうか?

アメリカの社会は日本のように平均化されていません。子供たちは、普段からホームレスとか麻薬やアルコール中毒者を身近に見ています。そして、成功して大きな家に住んで、カッコイイ車を何台も持っている大金持ちも見ています。ホームレスやジャンキーになるよりも、成功していい暮らしがしたいと思います。マイクロソフトのビル・ゲイツやアップルのスティーブ・ジョブスはスーパー・ヒーローであり、子供たちのロールモデルです。

これらが、アメリカの子供たちのモチベーションになっているのです。

日本は、良いロールモデルも悪いロールモデルもない(少ない)。みんな同じだからです。極端な貧乏もいなければ、アメリカのような大金持ちもいません。いくらお金がないと言っても、コンビニに行って何らかのものは買えます。

平均化された日本の社会は優しい社会だと思いますが、あまりにも過度に平均化を行うと、子供たちのモチベーションを上げることはできないのではないでしょうか?

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