夕方の静安寺公園 (上海)
高速鉄道事故で、中国の温家宝首相は28日午後、記者会見し、「運行速度が速ければ速いほど良いのではない。安全第一であるべきだ」と述べ、運行速度を最優先してきたことへの反省を示しました。
高速鉄道事故で、中国の温家宝首相は28日午後、記者会見し、「運行速度が速ければ速いほど良いのではない。安全第一であるべきだ」と述べ、運行速度を最優先してきたことへの反省を示しました。
言論統制されている中国ですが、制限されていてもインターネットのおかげで、中国共産党をかなり慌てさせています。 わが社の共産党員の若者たちも「共産党にはがっかりした」と、今度ばかりは批判的です。 上海のホテルではNHKの海外放送を見ることができます。 従来であれば、中国に不利なニュースの場合、いきなり画面がブラックアウトしていたのですが、今回はそれがないですね。 画期的なことです。
小林秀雄は、『雪舟』(昭和25年3月)で以下のように言っています。
「かつて上海の銭痩鉄さんの許で、顔輝筆「彗可断臂図」というものを見せてもらった事がある。 雪舟の絵と全く同じ構図であり、恐らく雪舟は、この種のものに倣って作画したのであろうと思われたが、模倣によって如何に異なった精神が現れるかには驚くべきものがあった。 顔輝の絵も見事だと思って眺めていたが、その間しきりに雪舟の絵が思い出され、どうも雪舟の方が立派だと思えて来てならなかったのである」。
中国は確信犯的ですが、今の日本はあらゆる点で真贋判定ができなくなったようです。 模倣すらしなくなった?
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「かつて上海の銭痩鉄さんの許で、顔輝筆「彗可断臂図」というものを見せてもらった事がある。 雪舟の絵と全く同じ構図であり、恐らく雪舟は、この種のものに倣って作画したのであろうと思われたが、模倣によって如何に異なった精神が現れるかには驚くべきものがあった。 顔輝の絵も見事だと思って眺めていたが、その間しきりに雪舟の絵が思い出され、どうも雪舟の方が立派だと思えて来てならなかったのである」。
中国は確信犯的ですが、今の日本はあらゆる点で真贋判定ができなくなったようです。 模倣すらしなくなった?
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