2011年7月27日水曜日

模倣は独創の母なり

今朝の上海 静安寺

今週は上海に来ています。 暑いですね。 でも、ビルの中はクーラーがギンギンに効いていて、昔の香港のようです。 さて、中国の高速鉄道が話題になっています。 私のようなレイムダックにとって、上海の街の中を歩くのが、実は、一番危険なのですよ。 歩道をヨタヨタ歩いていると、前から堂々とバイクがやって来ますからね。

小林秀雄は、『モオツァルト』(昭和21年12月)で、以下のように言っています。

「模倣は独創の母である。(中略)模倣してみないで、どうして模倣出来ぬものに出会えようか」。

完璧に模倣できた時点が、プロフェッショナルのスタート・ポイントになります。 小林秀雄は、モオツァルトのことを言っていますが、私はこう言います。 エリック・クラプトンだって、ジミー・ペイジだって、ジェフ・ベックだって、一流と言われる世界のギタリストは、黒人ギタリストのコピーからはじめたのです。 完璧にコピーしてから、独創性を出していったのでしょう。

果たして中国はどうでしょうね? 完璧にコピーできるようになるまで、まだまだ修行が足りないか?

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