2011年5月22日日曜日

九段の丘から上野を眺める

九段の丘から上野を眺める大村益次郎の頭にはハトが、、、


「君のため 捨てつる命は 惜しからで ただ思わるる 国の行末」

(大村益二郎 辞世の句)

大村益次郎は、吉田松陰が処刑された小塚原の刑場で遺体の解剖をしていました。桂小五郎と伊藤博文が松蔭の遺体を引き取りに刑場に行った時に大村益次郎を見かけています。医師であり、オランダ語の先生であり、兵学者でもあった大村益次郎は、日本陸軍の創始者です。

大村益次郎は後年、京都で襲撃されて亡くなったのですが、最後を看取ったのはシーボルトの娘である楠本イネ(日本で最初に西洋医学を学んだ女医)。イネのオランダ語の先生が大村益次郎だったのです。ちなみに福沢諭吉は、同門の後輩です(緒方洪庵の適塾)。

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2 件のコメント:

  1. 靖国神社ですね。この大村の視線は上野の西郷さんを睨んでいるとか言いますが、本当なんでしょうかね。
    軍神大村の頭上にとまる鳩に、なんだか平和を感じてしまいますね。

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  2. はい。大村益次郎の銅像は左45度くらいを見ています。丁度、上野の森の方角です。上野戦争(彰義隊)を睨んでいるんでしょうね。

    小学生の下校時間帯で黄色いランドセルの小学生が隣の小学校(白百合学園)からいっぱい境内に出てきました。「日本っていい国なのにな、、、」と思いながらシャッターを押していました。

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