2011年5月16日月曜日

失敗を記憶すること


日本の復興には、世界的な視野で物事を考えることができて、歴史や文学に精通し、責任感があるということで国民の支持を得ているリーダーが不可欠でしょう。 凡人が運命に逆らって国家権力を握ってはいけません。独裁が始まりますから。

「こんな大変な時だからリーダーの足をひっぱるな」という意見があります。 でも、よく考えてみて下さいよ。 今の政府の姿って、日本の現状そのものじゃないですか? 哲学や覚悟がないってことは、政治家だけじゃなく、国民一人ひとりも同じです。 だから、こんなになっちゃった。 日本人が日本の歴史の積み重ねを振り返り、これまでの失敗に気づいた上で立派な人をリーダーに選ばないといけません。

スペインの哲学者オルテガは著書「大衆の反逆」で以下のように言っています。

「新しく生まれてきた人間は、最初から過去の堆積というある程度の高みに立っているのである。これが、人間のもつ唯一の宝であり、特権であり、人間である印である。そして、その唯一の宝のもっとも小さな長所は、それがわれわれに、つねに同じ誤りを繰り返すのを避けるために、失敗を記憶することがいかに重要であるかを教えてくれることである。人間の真の宝とは、その失敗の蓄積、すなわち、何千年にもわたって一滴一滴とたまってきた生にかかわる長い経験である。だからニーチェは、超人を定義して『もっとも記憶力の良い』人間と呼んだのである」。

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2 件のコメント:

  1. 全く同感です。
    しかし、日本の問題点は、大東亜戦争の敗戦により植えつけられた間違った歴史と国家感が堆積物の中の多くを占めていることです。これを排除せずに、国民が失敗を正しく分析できるのでしょうか。私には、今の状況が出来てしまったのは、間違った堆積物による必然と見えるのです。

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  2. アメリカは南北戦争を経て強力な意志で国家を作りました。United Statesになった。日本も明治時代は、西南戦争とか会津戦争を経て国家が形成されてきました。おっしゃるように、先の大戦でゼロリセットされて、敗戦後に日本「社会」が形成されて65年が経ちました。

    ゴルフだって間違ったスイングでいくら練習してもダメですよね。今の日本は65年経っても覚醒しない力が働いているのでしょう。戦後民主主義教育の威力は絶大だと言うことです。外圧(外国政府)がそのことを利用してきた(そろそろ使い物にならないと思い始めているが、、、カネの切れ目)。

    いずれ全て国民(人民?)にツケが回ってくるのに。一人でも多くの日本人に呪縛から覚醒して欲しいですね。

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