2011年3月29日火曜日

復興には自分の「物差し」が必要

1979年3月にスリーマイル島の原発事故が起こりました。 事故直後から全米で反核運動が活発になりました。あっちこっちで「No Nukes」というプラカードを持ってデモ集会が起こったのです。 同じ年の夏に「No Nukes コンサート」 が開催されました。 CSN&Yのグラハム・ナッシュらが音頭をとったものです。

以下は、グラハム・ナッシュ作の 『Teach Your Children』 です。 映画『小さな恋のメロディ』(1971年) で使われたので、みなさんもご存じでしょう。 おそらく反戦歌なのでしょうが、今の日本人に対して非常に示唆に富むメッセージ・ソングです。

You who are on the road
Must have a code that you can live by
And so become yourself
Because the past is just a good bye.

生きるということは、自分の「code」、つまり、自分の「物差し(yardstick)」をもたなければダメだと言っています。「物差し」は、自分自身の未来への羅針盤みたいなものです。自分の物差しにしたがって生きるということです。

日本が未来に向かって復興する上で一番重要なことは、一人ひとりが自分の「物差し」をもって、為政者に対して無知蒙昧や事なかれ主義であってはならないということだと思います。

日本人の謙虚さは、外国人にとって卑屈な態度や行動だと思える場合があります。そういった日本人の謙虚さは、他人を救ったり難局を打破することではないと思われるのです。

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