2011年3月15日火曜日

ブラジリアン・シンドローム?

炉心溶解がアメリカで発生すると、影響が地球の反対側の中国にまで及ぶので、原発事故の炉心溶解をチャイナ・シンドロームと言います。 日本の場合、反対側はブラジル。ブラジリアン・シンドロームですか? ブラジリアン、、、と言えば、ギターや高級家具の材料であるブラジリアン・ローズウッド(ハカランダ)だけにして欲しいですね。

1979年、ペンシルバニア州スリーマイル島で原発事故が起こった時、私はマサチューセッツ州ボストンにいました。 約400マイル(640キロ)の距離ですが、大騒ぎになっていました。

さて、今回の大災害。

アメリカにいる友人や息子からfacebookやe-mailで、「生きてるか~?」の問い合わせがいっぱい来ています。 日本人じゃないと、東北と東京の位置関係なんて分からないですからね。特に、「Fukushima」が東京からどれほど離れているかなんて知りません。 世界は日本の危機的情況をマネージする能力に注目しています。

日本人は冷静で有能です。 特に、東北の人には日本人の原点を見る気がします。 しかし、政府が無策無能だと取り返しがつかなくなります。 人災で天災を増幅するのだけは避けて欲しいものです。

息子からアメリカの地震報道に関して聞いたことを紹介します。
  1. アメリカの報道は基本的にポジティブ:
    - most prepared country (耐震設計の建築、レスキュー隊員のレベルの高さ等)。
    - 日本でなければ、この程度の被災状況では収まらなかった。 http://www.nytimes.com/2011/03/12/world/asia/12codes.html
  2. 原発のことに関しては、少々Sensationalになってる。「チェルノブイリに匹敵する」的な報道もある。アメリカでも原子力に関してのディベートが白熱してきている(原発反対派の逆襲)。
  3. TwitterやFacebookには希に、「これはPearl HarborをやったJapに対するカルマだ」のようなコメントが見られる。でも基本的にはPray4Japanってタグで、お見舞いの言葉を書いている。
    http://blogs.villagevoice.com/runninscared/2011/03/facebook_imbeci.php
    http://prayforjapan.jp/tweet.html
  4. マンハッタンでも日本人のグループが募金活動をしてる。

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