2011年3月16日水曜日

生きていることの悩み

生きることは悩みの連続、心の修行は難しい、、、。

『方丈記』の中に以下の一節があります。

「権勢家というものは、あくまで物をほしがる心が強く、孤独で保護者もない者は、周囲の人々から軽んぜられる。財産があると、それを失うかも知れない恐れが多く、貧しいとなると、財産ある人を憎いと思う気持がはなはだしい。他人に依存すれば、わが身は他人の所有物となる。他人を大切に庇護すれば、わが心はそのために生ずる恩や愛情に使役される。世間に順応すれば自分の存在が苦痛になる。その反対に、順応しなければ、気ちがいじみたことをしているようだ。 どんな場所をわがものとし、どのような行動をしたなら、しばらくでも、この一身を住まわせ、ちょっとの間でも、心を安定させることができるのか 」。

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