2010年9月25日土曜日

日本が守るべきものとは?

帰国して1年ちょっとが経ちました。この間、日本のことを色々と観察しました。日本の良いところもいっぱい再発見しました。しかし、20年以上前に感じた絶望感も同時に蘇ってきました。 ここ数週間の日本政府の行動や発言を見ていると暗澹たる思いですね。史上最悪と言われた村山内閣の過ちを二度と繰り返さないと、その後の内閣は肝に銘じてきた筈なのに、、、見事にやってくれましたね。

この国は、国家としての自信とか日本人としての民族の誇りとか国民の気骨とか、どうやって回復するんでしょうかね?これは教育の根幹でもあるはずです。今の政治家に言わせると、偏狭なナショナリズムになってしまうのですかね?

アメリカは、保守するものを作るところから始めました。アメリカという魅力で人を虜にするしかないのです。どこの国の人でもアメリカにやって来てアメリカ人になった人たちは、そのことをよく心得ている訳ですね。

日本は、黒船が来て「鎖国という外交戦略」を貫くことをやめて開国し、明治時代は世界に認められようと必死になって「国家」を作りました。ご存じのように、先の大戦で全てが崩壊し、敗戦とともに自信や民族の誇りや国民の気骨というものは粉々に砕かれました。ところが日本人は経済大国になるということで失った自信や誇りを回復してきたのです。

村山政権を誕生させたことで日本の政治は致命的な痛手を負った訳ですが、どうにかこうにかこの15年の間やってきたのです。しかし、これからの日本や日本人はどうやって自信や誇りを回復させたらいいのでしょうか?

日本政府が保守するものとは何なんでしょう?
総理大臣だけでなく、政治家先生一人一人に聞いてみたいと思います。

日本はもう一度、「鎖国」という外交政策をとってはどうでしょうか?日本人の叡智で100年や200年は持続できるかも知れませんよ。 なに、それじゃ解決策になってないって!? 私のウダウダなんてこんなもんですよ。失礼しました。

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6 件のコメント:

  1. 鎖国をするということは在日米軍がなくなるということなので、今の日本の軍事力では国を守れないんじゃないでしょうか。偏った平和思想を教育し、国防を蔑ろにした付けは大きいです。

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  2. いや、鎖国政策をとるとしたら、日本という島国がいかに守りにくいのかということに気付くかな、、、と。国家意識を植え付けるのが国の義務教育ですが、どうも日本の義務教育は国家意識を希薄にすることですからね。「枠」、つまり、国境の概念がアヤフヤなのですね。

    日本の覚醒には時間がかかりますよ。

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  3. 指摘の通り!!私もアメリカに来てから、国家感を薄められる教育を受ててきたkとに気づきました。

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  4. 国家意識がないわけですから、国境なんて関心がないんでしょうね。日本の国境は海だから尚更ですね。今の日本政府って、国境は自明の理であると信じているのかも知れませんよ。時代や状況によって変化する可能性があると思っていない可能性があります。国家意識がないってそういうことだと思います。

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  5. インターネットの記事やコメントを見ると、沢山の人が気がついているようです。民意としては国家意識は高まっているように見えます。しかし政府の外交政策は民意ではなく国家戦略で動くものでしょう。国民の意識よりも、国家戦略に国家意識を薄めようとする力が働いているようにも思えます。

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  6. 国(共産党)の制限を受けている中国でさえ、賢い若い人たちはなんとか真実に迫ろうと、USのIPアドレスを取得して禁止されているニュースソースにたどり着こうとしています(今回の事件ということではなく)。

    日本はデジタルデバイド(ちょっと古い言葉ですね)が起っていて、新聞・雑誌・テレビだけをニュース源にしている大多数の人たちがいます。日本の若い人たちは、そういったマス・メディアに対しては距離を置いています(無関心が大多数か?)。しかし、隣国はそのこともよく理解していて、ネット工作員もいっぱい送り込んでいます。

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