2011年4月21日木曜日

精神的にタフな人たち

岡倉天心の六角堂も流されてしまいました(五浦海岸)

ジョー・トーレがニューヨーク・ヤンキースの監督だった頃、講演をお願いして来てもらったことがあります。1998年ヤンキースがワールドシリーズを制した直後です。

トーレ監督のリーダー論がテーマで、ユーモアに富んだスピーチは素晴らしいものでした。その中でも、「New York, mentally tough city, mentally tough people」(ニューヨークは精神的にタフな街で精神的にタフな人たちが住んでいる)と言われたのがすごく印象的でした。ニューヨーク・ヤンキースというチームは、アメリカで最も辛辣なニューヨークの人たちをファンに持つ特別なチームであり、その中でレギュラーのポジションをキープするのは並大抵のことではない。技術が優れているのは当たり前のことで、それ以上に精神的にタフである(mentally tough)ということが大前提だということでした。

日本人はあまりにも恵まれていました。 これからは、サファリパークでなくジャングルで生き残る術を身につけないと大変です。自分の身は自分で守り、自分のエサは自分でとる。その中で子供を育て群れを統率する。ここで、一番重要となるのが「mentally tough」ということです。何時もうまく行くわけではないからです。転職するとか、突然会社が潰れるとか、朝会社に行くとクビを言い渡されるとか、、、。しかし、そういった状況でも平常心を保つことです。毎月給料が入ってこなくても、精神的に安定し、明るさをキープできるのか? それが、mentally toughということです。

大学生のみなさん、「だ~か~ら~、一流大学、一流企業を目指しなさい!」って甘言につられちゃダメですよ。

http://ibg-kodomo.blogspot.com/2009/12/blog-post_24.html


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