2010年12月10日金曜日

東照宮の三猿が教える人生訓

大洗の友人に会う序でに日光に行ってきました。日光東照宮に行くのは初めてです。

石灯籠や屋根の苔色を見ていると、私のような者でも「伝統が積み重なって文化になる」ことが分かります。人工国家が多い中、日本の歴史って相当誇れるものだと再確認しました。

神厩舎(しんきゅうしゃ)は1635年に建てられたものです。ここに誰でも知っている「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿(さんえん)の彫刻があります。実は、猿の彫刻は8面彫り込まれています(①子育て、②成長、③悩み・思春期、④旅立ち・希望、⑤挫折・友情、⑥出会い・恋愛、⑦結婚、⑧妊娠)。 猿の一生をもって人間の生涯を風刺したものだそうです。

子育て
母猿が小猿の将来に思いをはせる。子は母を信頼して、顔をのぞきこむ。A mother monkey is looking far into the future of her child, and a child is looking up at the mother.

成長

子どものうちは、悪いことを「見ざる・言わざる・聞かざる」がよい。The three monkeys tells us that children should “See-No-evil, Say-No-evil, Hear-No-evil”.

挫折・友情

人生の崖っぷちにおいても、励ましてくれる仲間がいる。崖っぷちに立たされた猿。しっかりと足下をみつめる。He is frustrated in life and desperately looking down the cliff while one of his friends is cheering him up.


人生は8つの段階がシーケンシャルに推移するのではないようです。例えば、「挫折・友情」なんて人生に何度も出てきますね。

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