2010年10月10日日曜日

たこ焼きを作ってノーベル化学賞を祝う!


夕べ、たこ焼きを作りました。上手にできました。私は大阪は上本町六丁目の生まれですから生粋の関西人です。大阪を離れて30年が経ちますが、たこ焼きやお好み焼きには一言も二言もあるのです(白状しませんが、、、)。

ノーベル化学賞を受賞した米パデュー大特別教授の根岸英一さんが、「日本はすごく居心地がいい社会なんでしょうけれど、若者よ海外に出よ、と言いたい。たとえ海外で成功しなくとも、一定期間、日本を外側からみるという体験は、何にもまして重要なはず」とコメントされました。

根岸さんという方は特別優秀な方ですが、老百姓(ラオパイシン)の私でも「その通り!」と言いたい。海外に身を置くことで、自己防衛意識に目覚め、自然と日本のことも考えるようになるからです。私が根岸さんのコメントで重要だと思うことは、「成功しなくとも」の部分だと思います。ほとんどの人は成功しないのですよ。成功しなくても、例え失敗しても、何とか乗り越えて「教訓」とします。こういったことが大切です。失敗しても、「失敗した経験」を積んだのですから、それを「自信」とすればいいのです。

私は関西文化圏を出てからずーっと旅を続けています。「成功しなくとも」の範ちゅうかな? でも、そこそこ楽しめる人生だと思っています。「かわいい子には旅をさせよ(Spare the rod and spoil the child)」とはよく言ったものです。ん? 自分に言ってどうするんだ!?

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2 件のコメント:

  1. 「海外に身を置く事」は、日本を外側から見る事が出来る様になる「必要条件」だとは思いますが、十分条件では無い様に思います。会社駐在員の場合、物理的には海外にいても、日本の本社サイドのみを「うかがい」、生活/習慣の全てを日本そのものに閉じ込めることも出来ますから。心理的鎖国状態を維持する限り、何年海外に身を置こうが、日本を外側から見る事は、出来ない様に思います。日本を外側からみると言う体験が、「何にも増して重要」かどうかは、その体験を「まず自分」がどう活かせるか、そして次に「日本と言う社会」が、それを本当に必要としているかに依存しているように思います。

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  2. 「日本には何が欠如しているのか」を理解している人が政府にも教育者にもビジネスマンにも少ないのが問題ですね。

    To-Beが何なのかAs-Isがどうなのか、どこに「相対立する矛盾」があって、つまり、どういった矛盾を解決していかなくてはいけないのかが分からない状態だと思います。

    中国と言う国は矛盾のかたまり。社会主義体制と資本主義体制を無理矢理同居させている。武力であろうが侵略であろうが、手段はどうあれ、その矛盾を乗り越えていく宿命にあります。中国共産党の幹部はそれをよく承知している。

    EUの矛盾も露呈してきた。統一できない様々な矛盾が明らかになってきました。EU各国はよく理解しているでしょう。

    アメリカは弱くなった。しかし、どこに矛盾があって、自分達の信じるものが何であるか理解している。

    日本を見ていると、誰がこういった世界の流れを理解して、その中での日本を考えているのか分からなくなります。

    結論は、「知己知彼、百戦百勝」。日本の事も知り(知己)、海外の事も知らないと(知彼)戦えないですね。

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