2010年10月6日水曜日

世の中は不平等、でも平気の平左衛門


久しぶりにボブ・ディランを聞きました。実際は、YouTubeでここ数年の映像をまとめて見ました。最後に聞いたのは「Time Out Of Mind」でグラミー賞を受賞した時ですから1990年代後半です。息子のジェイコブとのダブル受賞だったのですが、親子でステージに立つ姿を見て「ボブ・ディランも子育てやってたんだ、、、」と驚いた記憶があります。

ボブ・ディランを聞くたびに、自分でも歌えるんじゃないかと錯覚します。ボブ・ディランの歌は、音程があっているのかいないのか、リズムにのっているのかいないのか摩訶不思議、よく分かりません。でも、だからボブ・ディラン、それが魅力なのでしょうね。浅はかなる私はボブ・ディランを聞くたびに自分でも歌えるのではないかと勘違いし、今回もギターを手に「時代は変わる」にチャレンジしました。

やはりダメでした、、、、、。私の音痴は生まれ変わらないと治りません。

ダメなものはダメなのです。出来ないものは出来ない。私はギターもへたくそです。最初にギターを手にとってビートルズの真似をしようと思ってから40年たちますが、未だに上達しません(エクスキューズは常に「必死になっていないから」です)。そもそも歌がダメならギターでカバーしようなんて考えが甘い。それよりも、現実を直視することが重要です。家人に罵倒されようが嘲けり笑われようが、やり続けるという、へこたれないタフな精神力と自尊心が大事です

私の録音・録画をたまに聞かされる気の毒な友人たちがいます。友人たちは家人よりも寛大ですから、大概は優しい言葉をかけてくれます。自分の実力を熟知しているリアリストの私は、彼らの優しい褒め言葉に期待し満足するのではありません。無理矢理にでも音楽を聴かせる友人、つまり彼らが存在するということを重視しているのです(彼らには気の毒ですが、、、)。

世の中は不平等です。今の日本は、優しい言葉をかけてもらいたい、褒めてもらいたい、同情してもらいたい、、、こういった非現実主義の人たちが多すぎます。政治の世界では「自分達がこう思っているのだから、相手国もそれに見合った対応をしてくれるだろう」と言う感覚になるのでしょう。平等な人生や責任のない自由なんて有り得ないのです。しかし、そういった中でも楽しく毎日を生きていくことが肝要だと思うのですが、学校の先生方や子育て中の親御さんたちはどうお考えでしょうか?

隣国の首相が立ち話に付き合ってくれたと相好を崩すようでは日本列島もいつまで浮かんでいられるか心配ですね。

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