2010年7月21日水曜日

リズム感は子供のうちに


私は歌が唄えない、いわゆる音痴です。嫌ですね、、、何が嫌かって、10数年前に家族に指摘されるまで、自分が音痴だとは知らなかったことです。

実は、白状したくないのですが、リズム音痴でもあります。これも、最近まで知らなかった、というか、認めようとしなかった。でも、悲しいことですが事実です。

リズム感がないということは致命的ですね。リズムは全ての基本だからです。最近、久しぶりにハーモニカを練習しています。「ギターは難しいので、それではハーモニカ!」という私らしい極めて安易な発想です。でも、ハーモニカだって簡単じゃない。ハーモニカもリズムがキーなのです。吹いて吸って口でリズムをとる。吹いたり吸ったり、そして、その合間に4分休符、8分休符、16分休符など吹いたり吸ったりしない部分があります。

ビートルズのデビュー曲は、ご存じの通り「Love Me Do」です。非常に地味な曲ですね。40年もの間、「なぜこの曲がビートルズのデビュー曲なのか?!」と不思議に思っていました。YouTubeに映像があったので、初めて観ることができました。ジョン・レノンの吹くハーモニカが実にいい味を出しています。1小節に1つの4分休符と2つの8分休符、音を出すところと休符で出さないところ、実にメリハリが効いていて、ジョンのハーモニカはリズム感がいいのです。GとCとDの3つのコードしか使わないけど、ジョージ・ハリソンのバックで弾くアコースティック・ギターもリズムに乗っています。

リズム感は小さい時につけないとダメです。

3~4歳の子供に対して、子供は言葉を習う天才などと言って、幼児英語教室なんかに行かせるよりも、マイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」を四六時中流しておくほうが将来役に立つかも知れません。また、子供と遊ぶ時に、打楽器なんかを取り入れると面白いと思いますね。子供と一緒に散歩をするときは、2ビート、4ビート、8ビート、16ビートとビートを変えて歩く。先ずは、お母さんたちがそれらのビートを区別できなくてはいけません。お母さんたちのちょっとした工夫で、将来は和製マイケル・ジャクソンに大化けするかもしれませんよ!

世界の一流のミュージシャンは、プログラミング(打ち込み)なんかしなくても、正確なリズムを刻めます。ビートルズがデビューした頃には、プログラミングによるデジタル録音なんかなかったですものね。機械のリズムに頼る日本の音楽界は、、、うーん、本物が誕生しにくいと思います。

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