2011年8月30日火曜日

思いがけない幸運?

「無芸無能、僥倖に由って官途に就き、慢(みだり)に給料を貪って奢侈の資(もと)となし、戯れに天下の事を談ずる者は我輩の友に非ず」。

さすが、福沢先生!


『学問のすすめ』 第四編 「学者の職分を論ず」の結びの一行です。

無芸無能のくせに、僥倖、つまり、思いがけない幸運で権力の座につき、高給をもらって贅沢三昧、戯れに政を操る、こんな奴は自分の友ではない。 『学問のすすめ』から135年、今の日本を、僥倖に恵まれた結果とみるか、日本人の実力の賜物とみるか、どうでしょう?

水戸黄門の印籠

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