2011年8月6日土曜日

空漠たるメッセージ


自分の生き残りのためならどんなに卑怯なことをやってもいい、、、広島の平和記念式典の首相を見ていてそう感じました。 「水戸黄門」の放送が打ち切られるのもわかります。 それでも、「原子力のあり方について方向付けをしてほしい」と、現政権に期待する国民がいるって一体何なんでしょうね?

日本は江戸時代に至るまで中国から様々なことを学びました。 明治になって近代国家を目指した時にはヨーロッパを模範としました。 昭和の敗戦後はアメリカの影に隠れて成長しました。5日、格付け会社のS&Pが米国の長期信用の格付けをAAAからAAプラスに引き下げました(日本は中国と同じ、AAマイナス)。アメリカを頼れなくなった日本は、くっつく相手もなく漂流しながら溶けていくのでしょうか?

日本人が世界で仕事をしようとすれば、日本人であることを意識せざるをえません。 すなわち、日本のアイデンティティを「上手に思い出す事」ができなければ、世界は相手にしてくれないでしょう。 日本にはまだアイデンティティの欠片は残っています。 ゼロから確立しなくても一つ一つを拾って、つまり、上手に思い出して、つなぎ合わせればいいのです。

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2 件のコメント:

  1. インターネットのライブで平和記念式典を見ました。あの式典が被爆者を慰霊するより、政治的メッセージの発信の場になってしまっているのは周知のことですが、子供代表までが原発と原爆を混同した話をしていたのには、愕然としました。子供の頃からああいう考えを刷り込まれるのですね。

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  2. 8月に日本にいるのは辛いですね。。。

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