2011年1月21日金曜日

狐と狸の化かし合い

昨日の上海市静安区

昨日、上海に着いたら雪の中でした。
飛行機は遅れ、空港からの高速道路は大渋滞。

春節(旧正月)前、年の瀬の慌ただしさです。胡錦濤主席も年末にビジネスをクローズするため、アメリカにトップセールス中。 中国は世界第二の経済大国(兼 開発途上国?)となりました。オバマさんも崖っぷちです。「狐と狸の化かし合い」ですね。

中国は、国が為替をコントロールしています。アメリカは、ドル安(円高)に誘導して輸出で経済を復興したい。これまでのように戦争の輸出も難しいでしょうからね。日本は、アメリカに何を輸出して自由貿易で優位に立とうというのでしょうか?自由貿易なんて聞こえはいいですが、アダム・スミスの『国富論』を誤解していないでしょうかね?(国が富むための論)。

日本は「平穏な精神状態を重視する成熟社会を堅持する」と世界に向かって宣言すればいいのです。日本にある「心の平穏」は、中国が一番欲しがっている「和諧社会(調和社会)」です。グローバル・エコノミーなんて放っておけばいい。それよりも、少々の防衛意識でも身につけて、「心の平穏」を守ることを考えてほしいものです。

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