2011年6月5日日曜日

Terms and Conditions (Ts and Cs)



先輩の I さんからメールが来ました。

「契約には、Terms and Conditions (Ts and Cs)があり、TermsがConditionsより前にあることが大事で、世界ではそれが常識である。Conditionsだけ聞いて有頂天になってしまって、Terms(いつ辞めるか)が一番大事なのに誤魔化された」。 続けて、「日本のエリートと思える政治家がこんなレベルだと世界の強豪と交渉するなんて夢のまた夢、、、」と嘆かれていました。

たまたま上海で中国人の若いスタッフと「時間」に関する話をしたところでした。

「アダム・スミスは、一国に経済を導入するには2つのことが前提となる。一つは『時間を守ること』、もう一つは『正直であること』と言ったんだよ。君たち若いコンサルタントが出来ることは時間を守ることくらいだから、時間だけは必ず守りなさい。契約交渉でもTs and Csと言ってTs、つまり、時間(期限)は大事なことだからね」と説明しました。


英文の契約書には、Terms and Conditions 条項が含まれます。日本では単に「契約条項」と訳されています。しかし、Terms は時間(期限)に関することであり、Conditions は必要条件のことです。つまり、『時間』と『条件』が揃わないと、契約は成立しないということです。もしかしたら、総理のほうは知っていたのかもしれませんね。

私は、大先輩である I さんと同じタイミングで同じようなことを考えたことに嬉しくなる日曜の朝でした。

昨日はラーメンが美味しかったですが、今朝は「納豆ご飯スペシャル」です。何がスペシャルかと言うと、実は温泉たまごが下に隠れていて、上には京都はれま本店のちりめん山椒がかかっているのです。ご飯は山形のつや姫です。


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