2011年6月21日火曜日

コミュニケーションのレベル


コミュニケーションのレベルが高度になると、信頼や協力関係も上がっていくという説明です。

自分の部門の仕事だけが片付けばそれでいい、自分の与えられた仕事だけが完了すればそれでいいというのが、防御的(defensive)コミュニケーションです。 昔の日本軍の陸軍と海軍の関係や、多くの製造業でも製造部門と販売部門なんて、大抵は防御的コミュニケーションに陥っています。 これでは1+1が0.5にしかなりません。

相手に敬意を表するコミュニケーション(respectful)というのは、少々分かり難いかも知れません。 顔では笑って友好的だけど、積極的に協力するまでには至っていない状態のことです。 会議を開催すれば参加するけれど、前向きな発言はしないで(笑顔で)黙っているケースです。 実は、外国人にとって日本人のこの態度が一番やりにくいのです。この状況では1+1は1.5です。

1+1が3になるような相乗効果を生む(synergistic)コミュニケーションが、信頼を生み協力関係を構築して行くのです。

アメリカが今後も強力で、中国が発展途上国のままであれば、これまで通りアメリカの子分として、列島の中で「見て見ぬふり」を決め込み、自分を騙し続ければいいのかも知れません。しかし、現実を冷静に見てみると、どうもそうは問屋が卸さないような気がします。 コミュニケーションだって、世界の認識を共有しておいたほうが、自己防衛のためにも賢明かもしれません。

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