2011年6月7日火曜日

不思議かつ不誠実の国ニッポン

ロス・アルトスに住む友人のOさんから、先日のブログ 「Ts and Cs」 について、メールをもらいました。 Oさんは、カリフォルニア生活が20年近いし、その前は、オーストラリアに移住した経験もある日本人です。 週末は10キロ以上山歩きをしないと気持ちが落ち着かないそうです。本人はアルクハイマ-だと言っています。

「terms and conditionsで思ったのは、termsって期間とか時間の意味とともに、terminologyとか、項目の意味もあります。 だから、契約書で契約条項の言葉自体をtermsとして挙げておいて、conditionで定義するっていう形式もありますね。 今回の場合も、『辞任』とか、『若い人に譲る』とか、『第二次補正にメドがたつ』とか、『冷温停止』とか、何を言っているか、共通の土俵で話さないとだめですね。 もっとも、その辺をいい加減にしてポッポを騙して、不信任可決を乗り切って、うまくやっちゃったって事です。 まぁ喜劇みたいだけど、この混乱の原因を考えると興味深いです」。

昔、「不思議の国ニッポン」というシリーズの本を読んだことがあります。この8月の終わりで、帰国後2年になります。この2年間、政権交代からの日本を見ていると、「不思議の国ニッポン」ではなくて、「不誠実の国ニッポン」だと思います。 そもそも、国と言うものは、国内の秩序を確立することと、外からの暴力を防ぐ、つまり、国民の生命と自由の権利、人権を守るということです。ところが、みんなが喜ぶようなことだけを言い続けて誤魔化すのは、国民に対して極めて不誠実だと思います。

この際、どこかの国の一部になってみてはどうでしょうか? Ts and Cs 、つまり、期限と条件を決めて、どこかの国に取り込んでもらう。 案外、日本人は困ることはないのかも知れませんよ。 何にでも適応していく国民性は世界一ですから。

今日の冷蔵庫

Oさん、ウチに来て一緒にビールでも飲まない?

***

0 件のコメント:

コメントを投稿