2011年6月15日水曜日

自殺死亡率の上昇

自殺者が13年連続で3万人超という政府白書(2011年版)が閣議決定されました。白書は「非正規雇用の増大などを背景に、社会で活躍する若年~中堅層の自殺死亡率が上昇傾向にある」と分析しているようです。

私が日本の自殺者の数に注目して10年以上が経ちます。戦争でも未曾有の大災害でもなく、日本では毎年3万人を超える人が自殺で亡くなっています。 本当に非正規雇用の増大が原因でしょうか?

ドストエフスキーの『悪霊』に登場するキリーロフは、「神の意志に従わず我意を完全に貫いたとき、神が存在しないこと、自分が神となることが証明される。完全な我意とは自殺である」と言っています。自殺こそ、個人にとって可能な完全に自由な行為で、その他の全ての行為は社会に対して責任を負うものであるということを言っているのだと思います。日本は、「自由」と「我意(我儘)」の境界が曖昧です。 日本人の宗教観や死生観、自然に対する考えなんかも影響しているのでしょう。

私はたぶん自殺はしないと思います。我意の問題ではなく、突出した能力なんてないのは自分が一番よく知っているし、確たる根拠もないですが、何もなくても、ただ単に自分を信じているからです。時の為政者によって、国を信じることができない場合もあるかも知れませんが、自分だけは信じてもらいたいですね。


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