2011年6月9日木曜日

オストリッチ・ポリシー


6月4日は天安門事件から22年でした。6月に入り、中国から海外メディアへのインターネットアクセスは、普段より制限されているように感じました。 写真は上海浦東国際空港です。ワシントンポストやNYタイムズのホームページには入れたのですが、天安門事件やグーグルのGMAILハッカー事件の記事を見ることはできませんでした。

ニューヨークではガソリン価格が1ガロン4ドルを超えています。上海の住宅バブルも収束しない。2つの大国が余裕を無くしたら、天災・人災の真っただ中にいる日本はひとたまりもありません。 ところが、日本にはダチョウが砂のなかに頭を入れるように、物事に関心を払わない人が多すぎます(ostrich policy)。

民主主義は、究極的には全ての責任は国民にあるわけですから、卑怯で臆病な政治を生んだのは、国民に問題があると言わざるを得ないのです。

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3 件のコメント:

  1. 最近は、ガソリンの高騰に慣れてしまいました。ウォールストリートジャーナルに北京の住宅バブルの崩壊の可能性が示唆されていました。

    しかし、国のリーダーと前リーダーの程度の低い喧嘩は、みっともないですね。あんなことをやっている間に、国益が急激に削がれているのを知るべきですね。

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  2. 日本の現状に対する認識は、各種各様です。「認識の壁」って予想以上に高い。特に状況が悪い場合は、否定する気持ちが強くなります。今の日本を見ていて、日本人としては複雑な心境です。

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  3. 認識の壁なのですね。
    それに加えて、民主主義にもかかわらず、国民と為政が遠い存在になっているように思います。行政の悪化で日常生活に不具合が起こって、民主主義を実感するのは皮肉なことです。

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