2010年2月23日火曜日

子ども手当


(毛沢東と江青)


国会で、厚生労働大臣が、子ども手当の主旨説明を行いました。

最初に子ども手当のことを知った時、中国のプロレタリアート文化大革命のことが思い浮かびました。首相や大臣たちが声高に、「子供は未来への投資、子供は社会全体で育てるんだ」と叫べば叫ぶほど、大躍進、文革時代の人民公社が蘇ってきます。

子どもは、社会の所有物ではなく、親のプロデュースで親の愛情を受けて育つと思います。そして、物理的にも精神的にも独立してくると、子どもは、自分の人生を自分でプロデュースすることを開始するものだと考えます。

上の写真は、我が家の居間に飾ってある置物です。中国じゃなくて、新宿で、7年前くらいに買いました。なかなか気に入っているんですよ。いいでしょう?

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4 件のコメント:

  1. 現在の子供手当法案に国籍条項がないことを考えると、子供の独立どころか、国家に依存する人々が移住してくる可能性も考えられます。どこまで友愛かと恐ろしくなるばかりです。

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  2. 「真の予言者は、未来を熟視する人ではなくて、現在を読み、その隠れた本性をあきらかにする人である」。これは、エリック・フォッファーの「情熱的な精神状態」からの引用です。

    このまま、「愚かで幼稚なまま」でとどまることが心地よくなると、自由で優しい日本は消えて無くなっちゃいますね。

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  3. 今の大臣は本気で子供が未来の投資と思って発言していますか。少子化担当大臣が居られますが、施策が子供手当てだとすれば、お粗末ですね。この程度の手当が子供を持うというモチベーションにはならないでしょう。日本は、国の概念が希薄ですが、家族という概念も希薄になりつつあり、家庭を築こうという発想が無い人が増えてしまっている。そこに子供手当てでは、効き目はゼロと思います。

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  4. 子ども手当は、出生率の引き上げが目的なのか、経済対策を考えているのか分からないですね。恐らく両方とも違うのではないかと思います。過半数は大衆に合わせた人気取りで、残りはマルクス主義の国家観でしょう。

    ソビエトが崩壊して20年近く経とうとしているのに、日本で復活するんですかね?意図的にやっている大臣もいますが、そうじゃない人もいる。

    これって、全くジョージ・オーウェル「動物農場」の世界です(2009年12月20日のブログを見て下さい)。

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