2010年2月6日土曜日

老犬介護


ノースキャスルは、マンハッタンから北へ30マイルのところにあるニューヨーク市郊外の典型的な町です。町の広さは、26スクエア・マイル。これは、千代田区の約20倍くらいの大きさでしょうか。緯度からすると、ニューヨーク、北京そして日本の青森市がほぼ同じところです。ノースキャスルの人口密度は、青森県とほぼ同じで1平方kmあたり150人ほどです。青森市の人口密度となると428人なので、ノースキャスルと比較すると、青森市は随分と人の多い賑やかな都会となります。

我が家の老犬ローリーは、16年前の1月にノースキャッスルにあるアーモンクという村で生まれました。生まれた直後から我が家の一員です。

犬は人間より成長のペースが速く、人間より速く老化します。犬の年齢を人間の年齢に置き換えると、最初の1年で17歳になり、2年目で23~24歳に成長すると言われています。それ以降は、1年ごとに人間の4年分ずつの年をとっていくそうです。したがって、ローリーは84~85歳になるわけです。

ローリーは、彼女のこれまでの16年の生涯の中で太平洋を3度渡りました。今回は、成田空港の検疫所に3ヶ月もの間、係留された後に三鷹に帰ってきました。老化の兆候は2~3年前から出ていました。目、耳、鼻、歯、皮膚、排泄、、、、。

アルツ独特の兆候も出ています。まっすぐ歩くことができずに、一方向にクルクルと回り続けてしまうような歩行障害が見られます。後退することができなくなって、家具の間などの狭いすき間に入ってしまって出られなくなったりします。椅子やテーブルの脚に何度もぶつかります。一度だけですが、夜中に階段から落ちました。

今日もローリーは夢の中。


優雅に年をとることができたのか、気になるところですね。

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2 件のコメント:

  1. 無事に成田の検疫から出てきたのを聞いて、安心しました。すっと心配していました。

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  2. 有り難うございます。成田空港滑走路第七ゲート横の農水省検疫所内に3ヶ月係留されていました。よくサバイバルしました。

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