黒のジープ・ラングラーは、カラスみたいです。
ひごろ憎き烏も雪の朝哉 芭蕉(ひごろにくき からすもゆきの あしたかな)
日本の分別ゴミにかける情熱は凄いものですね。私の住む市は、ゴミ分別専門のホームページまであります。ニューヨークでは、ビン缶と普通ゴミの区別があるくらいでした。区別があるといっても、非常に大ざっぱなものです。ところが、今私が住んでいる市では、7種類のゴミに分別して、それぞれ指定の日時に有料のゴミ袋に入れて、家の前に出さないと、持って行ってもらえません。
生ゴミは月曜と木曜日。正確に9時5分から9時15分の間にゴミ収集車が家の前に来ます。「前の晩や、9時までに出しておけばいいじゃないか」と言われるかも知れませんが、そうではないのです。カラスや野良猫との戦いが待ちうけています。ゴミ袋が荒らされないように、生ゴミは、収集車がやって来る数分前のタイミングで出します。驚くばかりに地域住民の統率がとれています。
カラスのレベルもまた高い! ゴミが出てくるタイミングを理解していて、電信柱や屋根の上から虎視眈々と生ゴミが出されるのを狙っているのです。
芭蕉は、「雪の朝は日頃憎いカラスでさえ綺麗に見える」と言ったのでしょうが、今朝はカラスの姿が見えませんね。 現代のカラスは寒さに弱いのでしょうか?
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日本のごみやリサイクルの取り組みには、日本に行くたびに感心します。皆がそれを、自然に守っているので一段と感心します。良いことです。まねを出来る国や国民は限られるでしょうね。
返信削除日本では、「世間の目」がありますからね。世間の常識から外れることは出来ないのでしょう。ゴミ出しは見事です。
返信削除「世間の目」の善し悪しは別として、最近では「世間の目」も随分と変化してきているように思います。東京だけを見て言っていますが。
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