2023年4月23日日曜日

ドラえもんのサジェスチョン

 

ドラえもんとのび太(ネットで拾った画像です)

先日、ibg の Oさんが子供たちと映画『ドラえもん』を観に行った話をしていました。Oさんは私の息子と同世代です。

私はドラえもん(1970年初出)の世代ではないのですが、藤子不二雄だとオバケのQ太郎(1964年)でした。漫画の黎明期は私の小学校と重なっていて、小学校5年生頃に興味の対象が音楽(タイガースやビートルズ)に移行するまでは、かなりの漫画フリークでした。当時は貸本屋の時代で、貸本屋で漫画を借りて授業中に先生に目を盗んでは読んでいました。当時の漫画家にとって「手塚治虫の存在」と「トキワ荘の仲間」が大きかったと思います。手塚治虫は多くの漫画家のロールモデルだったし、トキワ荘は後の大作家を育てるインキュベーター(孵卵器)でした。

私もドラえもんの物語は断片的に知っていて、登場人物の関係も分かります。特にドラえもんの「のび太に対するサジェスチョン」は、今の日本の大人にとっても大切な事はいっぱいあると思っています。
  • 虚無的であってはいけない = ニーチェが主張したこと、カミュやサルトルの実存主義でもある(トキワ荘の漫画家にとってもサルトルの影響があったかも、、、)。
  • Execution が大事(義を見てせざるは勇無きなり)= 新渡戸の武士道と同じ(今の日本には微塵もなくなったか?)。
  • 愛が大事(love the one you are with)= 本来のイエス・キリストの教え(今のアメリカはイエス・キリストの精神がなくなった?)
  • 毎日の小さなことの積み重ね(継続性)=迷子になる地図(日記での思考)を実践できるか?
  • Seize the day =とにかく毎日を一生懸命生きろよ!

漫画っていいですね。サブじゃなくて日本のメインカルチャーかも。

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2023年4月10日月曜日

日本では分かりづらいアメリカの問題






BBC New より(4月7日)

米テネシー州議会、銃規制強化求めた民主党議員2人を除名 - BBCニュース

controversial(物議を醸す) ですかね? 恐らく日本では多くの人は興味もないし、全く理解できないことだと思います。

アメリカの銃社会は「日本を永遠に独立させない」というアメリカの国家戦略と似てるかもしれません。日本には絶対に核兵器を持たせない、、、と。先住民を虐殺して土地を奪ってアメリカが成立したことや、黒人奴隷の歴史があるから、報復を恐れて自分の身を護るには銃による自己防衛しかないと考えたのが根本の思想だったのだろうと思います。そしてだんだんとそれが自由だ権利だと主張し始めた。過去と調和するどころか反対に突き進んでいます。

更にアメリカ人って「お上」(連邦政府 federal)を信用しない現実があります。警察や司法、政治に対する根強い不信感です。政治家やリーダーや官僚に過度の期待と清廉潔白性を求める日本と真逆なのです。

どの国もその国の自己欺瞞があります。例えば、フランスにはフランス革命の自己欺瞞、日本は戦後日本社会の自己欺瞞等々です。アメリカは自らの自己欺瞞に少しは向き合うべきです。ところが今のアメリカのようにこれほど分裂してしまったら、いくらかの共同主観を形成するには何百年もかかるのではないかと思ってしまいます。これは多様性の国アメリカの宿命なのでしょう(何という皮肉か!)。

銃規制の問題はアメリカが自由の国であると言った表層的な問題じゃないことは確かだと思います。人類ってソクラテスの時代から大して進歩してないのでしょうね。

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2023年3月20日月曜日

生きることと自由


自由は自分次第です。

自分の経験を話すならば、30代の後半から50過ぎまでは「自分の人生は自分で責任を取ってきた。かなり自由でいい人生を歩んできた」と思い上がっていましたね。ところが還暦を過ぎ高齢者になって人生も先が見えてくると、少々モノの見え方も変わってくる。昔読んだ本にしても人物に関しても。

生きるという事にはいくつかのレイヤー(重層性)があると言われています。

第一は普通言われている生涯、これはどういう生き方をしたか?で、主にどういった仕事を選んできたかだと理解しています。二つ目は生きた時代にどう関わったか、三つ目は充足感や満足感、つまり生きがいということだそうです。私は4つ目の生物としてのレイヤー、実はこれが根底の礎となるレイヤーであると思います。

若い時は考えもしなかったことですが、生き物の「生」つまり、根幹の部分の「生」を考えさせられます。自分の責任でもって生きることを引き受けるって難しい事が漸く分かってくるのです。自由になることや自由でいることは、自分の心の在り方、ものの見方を変えることしかない。釈迦が言ったように自分の救済者は自分でしかないのでしょう。

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2023年2月22日水曜日

上海の友人との再会

薬師寺境内で自転車の練習(昭和34年頃?)

40年来の上海の友人Q君と3年振りに会いました。

最初に会ったのは1981年の上海でした。42年が経って、私も変わっているしQ君も大分変わっています。私は20年ほどアメリカにいたし、Q君は日本の商社から日本の自動車会社に転職し20年近く日本の地方都市にいました。今回は定年退職後の嘱託期間も終え本社に挨拶に来たそうです。

40年でアメリカ、中国を始めとして世界情勢は大きく変わりました。日本は失われた30年の低迷は未だに継続中です(私は30年ではなく150年以上の迷走だと思うのですが、、、)。

私もQ君も自分の国を離れて他国で暮らした期間が長い。ウクライナの事、習近平の事、アメリカの今後、台湾の事、日本の現状 等々、多くのことを話しました。あっという間に3時間が過ぎたのです。お互いに変だと思う事、意見が合わない事も多々ありました。でも2人とも相手の意見を排除する不寛容さよりも寛容さが勝つ年の取り方をしていたので安心しました。

2010年のブログですが、内容は1996年のQ君との会話です。


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2023年2月17日金曜日

抽象論はもういいのか?


Photo by gettyimages

抽象論はもういいよ

岸田政権のスピード感の無さに不満をぶちまける企業経営者の発言やメディアでの批判を見かけます。「なにもかもがのろい。同じことをやったとしても、迅速に動けば効果は大きくなるんです。例えば円安など為替問題でも、アナウンスはタイムリーにやらないと意味がない」。彼らの批判は「政策は具体的でなければいけない。抽象論はもういいよ、、、、」といった具合です。

抽象的の2つの意味

「抽象的」という言葉は注意を要します。「abstract」と「vague」の2つの意味があるからです。「abstract(抽象的)」とは、いくつかの物事から共通する性質を引き出すことを指しますが、曖昧は「vague」です。抽象度を上げるというのは全体を見る、又は、概念化するという意味なのですが、多くの社会人は「曖昧」の意味で「抽象的」という言葉を使っています。

抽象度とは普遍性の高低のことで、より普遍性が高い概念が抽象度が高い概念と言うことです。日本の官僚的な組織は抽象度を上げる事ではなく、具体性ばかりを追求し評価する傾向にあります。議論は往々にして抽象度が上がらず重箱の隅っこに終始します。

本来ならば中高生の頃、概念を埋め込んだ文章を書く訓練をすべきなのでしょうが、受験システムに流されて、小学生の作文のまま大学生になり社会人になって行きます。

国家間の外交でも同じですね。相手国は抽象度の高いレベルから議論を提起してきます。つかみの部分でつかみ損ねると話はいつまで経っても平行線でしょう。

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2023年2月16日木曜日

人生の物差し

小学校一年生(昭和30年代)になって手にした30cmの物差し


人生の物差し

自分の人生の物差し、つまり、価値判断の基準は大よそ10代に形成されます。歳と共に視野が拡がって幾分の修正はなされるでしょう。しかし、自分の美意識、簡単に言うと、自分が好きか嫌いかは10代の半ば頃までには基本ができていくものだと思われます。コミュニケーションの本質は「美意識と美意識の格闘」です。 自分の美意識が明確でないのに、他の美意識と格闘し新たな価値を創造するなんて出来ないですよね?日本の diversity(多様性) や LGBT の議論を耳にして感ずる違和感です。自分が生きて行く上での物差しは他者とは違うということです。

マックス・ウェーバー

マックス・ウェーバーは、「国家とは、或る特定の地域の内部で正当な物理的強制力の独占を要求する人間共同体である」と言いました。これは極端な考え方ではなくて、国際社会で常識として通用することです。ウェーバーの言う「正当な物理的強制力」とは、国防と警察のことです。「人間共同体」とは、自分の住む或る特定の地域を愛する人たち、我々の場合は日本人ですね。つまり、郷土愛です(文化と言ってもいい)。郷土愛の集合体、これが愛国心になるわけです。防衛、国内治安としての警察権力、そして国法(憲法)がそろって国家になるというのがウェーバーが言った事なのです。ウェーバーの言葉を念頭に今の日本を考えてみて下さい。

だとすると、、、

日本の課題を突き詰めて考えると「日本人の国家意識の欠如」という大きな壁にぶちあたってしまいます。イノベーション的なことではなく、時間はかかるが一人一人が自分の価値判断の基準(物差し)や時間に関するセンスを身につけることから始めるしかないでしょう。

夏目漱石の『三四郎』の広田先生の名言「日本は滅びる」はいよいよ現実になってきました。

三四郎は広田先生に「日本には富士山がある!」と言ったのですが、広田先生は「富士山は日本一の名物だ。あれよりほかに自慢するものは何もない。ところがその富士山は天然自然に昔からあったものなんだからしかたがない。我々がこしらえたものじゃない」と言った。

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2023年2月11日土曜日

食べる楽しみは生きる楽しみ





ポークステーキ with 
パイナップル・ソース 




子供の頃は絶対に食べなかったパイナップルソースですが、50代後半くらいから好きになり癖になりました。年を取るってロクなことはないのですが、良い点は食物の嗜好が変わってオプションの幅が拡がることです。食べる楽しみは生きる楽しみでもある

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