今の日本での子育ては、母親が相当しっかりしないとダメでしょう。
先週は、10年ぶりにシリコンバレーにいました。そこで住み働く各種各様の若い人たちを見て、改めて日本の再生(創世?)には時間がかかると感じました。
パロアルトにある飲茶レストランでランチをしたのですが、広いレストランのどのテーブルでも、インド訛りの英語、中国語訛りの英語、朝鮮語訛りの英語、あらゆる英語が飛び交っていました。中国語でも、北京語だけでなく、広東語、上海語、台湾訛りの北京語、あらゆる中国語が飛び交っています。みんなが自分を主張しようとして必死なのかも知れません。さながら、ブロードウェイミュージカルのダンサーのオーディションみたいです。
そこには日本語訛りの英語は見つからなかった。全くいないことはないのでしょうが、日本人は選手層が薄すぎる。だから、存在感がないのでしょう。 列島の中で過保護に育っているからジャングルの中では目立たないのでしょう。
日本はディズニーランドのようなテーマパークみたいなものです。
テーマパークから出て、現実の世界で生き残れる人材をつくるのは時間がかかると思います。恐らく我々の世代じゃない。列島の中の優秀な人だけをロールモデル(手本)としてはいけません。日本の欧米化(グローバリゼーション)を提唱しているのではなく、世界には色んなタイプの優秀な人がいると言うことを認識しなければいけないと言うことです。例えば、アメリカ、インド、中国の多くの人達が優秀だと認識する共通の属性は、 ある程度日本人も理解しておかなければいけないのです。
一番子どもの近くにいるお母さんたちの責任は大きいと思うのです。先ずは、お母さんたちが正しい判断能力をつけて子どもを育て、子どもたちが大人になった頃に日本は国際競技で通用する選手層の厚い立派な国になっている。それくらいの長期展望がないと日本は元気にならない。お父さんたちはどうか? 日本社会(世間という日本テーマパーク)の制約が大きすぎて無理です。生活費を稼がないといけない。考える閑暇がない。余裕や無駄がない。
営利目的の塾や、個性を生かし立派な人格を形成するなんて声高に叫んでいる学校に任せてはいけない(全ての学校の先生がそれほど傲慢じゃないですよ)。
下は、エリック・ホッファーの「The Passionate State of Mind」からです。
独立自尊の個人というものは、慢性的に不安定きわまりない存在である。人生の荒海の中で、自信と自尊心だけがバランスを保たせるものである。しかし、それらは非常に壊れやすい。だから、日々新たな自信をつけ自尊心を形成するようにしなければいけない。今日何かを達成したからといって、明日へのチャレンジにすぎない。どんなに高いとこに立っていようが、そこに止まっているのであれば、迫ってくる恐怖の餌食となってしまう。
The independent individual constitutes a chronically unbalanced entity. The confidence and self-esteem which alone can keep him on an even keel are extremely perishable, and must be generated anew each day. An achievement today is but a challenge for tomorrow. When standing at a stay however high he is a prey to nagging fears.
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