2010年6月9日水曜日

プロトコル、、、ご存じですか?

コンピュータの話です。少しだけなので我慢してください。

コンピュータは、「1」と「0」しか理解できません。結構おバカなのですよ。コンピュータ発達の歴史は、マンマシーンインターフェース(man machine interface)の進化そのものと言っても過言ではありません。マンマシーンインターフェースとは、人間がコンピュータと話をする際に、より簡単にできるように仲介する仕組みです。アップル社のiPadなんかは、このマンマシーンインターフェースが非常によく出来ているのです。私がコンピュータに触れ始めたころは、ウィンドウズなどありませんでした。ディスプレイ端末の画面に初めて曲線を見た時は非常に驚いたものです(APLというコンピュータ言語のリンゴの絵、どなたもご存じないですよね?)。

コンピュータの世界で、通信する際の取り決めを「プロトコル」と呼びます。つまり、どのようなタイプのデータをどのような順序でどれだけの量を送信するかが記載されている訳です。「電話番号+もしもし」の拡張版みたいなものです。インターネットが普及して、通信の世界も簡単になりました。プロトコルをほとんど意識しないでも、コンピュータは他のコンピュータとつながるようになったのです。ネットワークがつながらないために何度も徹夜した私としては隔世の感です。

さて、本日のウダウダです。

日本人は、外国人が混じるとコミュニケーションが下手になる。当然、英語ができない問題はあります。しかし、通信手順であるプロトコルが合わないことも大きな問題なのです。日本という列島の中では、このプロトコルが異常に発達(?)してしまって、プロトコル、つまり、手順をあやふやにしても、いきなりデータ(本題)を送れてしまうのです。阿吽(あうん)の呼吸と言われるものです。勿論、アメリカ人や中国人の世界でもプロトコルがいい加減な場合もありますが、日本人ほど発達している訳ではありません。30年前のコンピュータの世界と現在のiPadとの違いくらいはあるかも知れません。

日本企業がこれだけ海外で活躍しても時おり大きな問題を起こすのは、このプロトコルの問題である場合が多いのです。日本製品が優秀なので、これまであまり問題にならなかったのですが、これからは更に注意しないといけません。危機管理の対象の一つに、自社の従業員が含まれるなんて日本企業の多くは考えないですからね。また、同じ国でも世代間ギャップによりプロトコルが大きく違っている場合もあります。

政府間の問題。これは日本という国家の問題です。私のような老百姓がウダウダ言うのとは違う。政府は国民の生命財産を護らなくてはいけないのです。外交のプロトコルは十分に注意していただきたい。アメリカとはアメリカとのプロトコル、中国とは中国とのプロトコル、勿論、世界共通のプロトコルも入り交じります。大事なのは、プロトコルを省略した日本人ネットワーキングは、世界では「つながらない」ということなのです。

宇宙人プロトコルの政権は終わったようですが、次の総理大臣はどういったプロトコルを使い分けるのでしょうか?

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2 件のコメント:

  1. プロトコルかどうかは定かではないのですが、日本人に道を教えるときは二次元の地図が有効で、多くのアメリカ人には道順を教えるのが良いように、イメージで理解するか、シーケンシャルな論理で理解するかの違いは、ここアメリカではしばしば切り替える必要があります。

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  2. アメリカ人は絵を画くことが苦手な人が多いですね。ハーレムの高校でボランティアをやったとき、非常に緊張した空気が漂っていたのですが、黒板に漫画のキャラクターを画くことによって緊張がほぐれました(私が画いたのは、アトムとか鉄人28号、エイトマンでした)。

    英語に限界があるので、伝えたいことをイメージとして提示することは、アメリカ人に対しても有効だと思いますよ。私は言葉をイメージで補填してきました。

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