2010年3月2日火曜日

北教組事件を考えてみる

日本は、一応のところ民主主義でしょうが、権力というものは、相互牽制がきかない場合、多少とも全体主義化や中央集権への道を進むのでしょうね。だから、リーダーには倫理観念が大事である訳です。

先日、「文部科学省を事業仕訳したらどうか」と書きました。文部科学省がなくなれば、日教組がしめしめとそれに取って代わろうとするでしょうか。これでは改悪です。文部科学省も日教組も同時になくして、最小行政単位である市町村、東京都であれば区に教育を委ねるべきだと思います。

政権政党の副幹事長が、「教育の政治的中立ありえぬ」と言ったそうですが、これは言語道断な話で、もっともっと大騒ぎになって然るべきことなのです。何故かと言うと、教育が権力構造を持ち、政治的圧力でもって国民をコントロールすることが可能になるからです。寺小屋をつくり、藩の子弟を教育していた江戸時代よりもレベルを下げる話です。

お金のために魂を売ったマスメディアによる洗脳も恐ろしいですが、教育は「国家百年の計」ですから蔑ろにするべからずですね。

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7 件のコメント:

  1. もうすぐ卒業式シーズンですね。またテレビで日教組の話題を聞くのでしょうか。たまにテレビでやっている特集を見たりすると、その異様な言動に恐ろしくなります。一体日教組とは何なんでしょうかね。

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  2. 戦後の日本の教育は、マッカーサー占領体制の中で始まり、それが今に至るまで継続しているわけです(これは、憲法も一緒ですよね)。アメリカは、まさか日本人がここまで従順だとは思っていなかったでしょう(今では、12歳児ではなく3歳児だと思っているかも知れません、、、)。

    戦後、アメリカ教育使節団が来日し1ヶ月の調査報告を行いました。その時の日本側の対応は、政府ではなく東大の先生を中心とした日本教育家委員会が行いました。彼らは、学問教育の自由という大義名分を掲げ、自分たちに権力を集中したかったのでしょうね。その後、日本教育家委員会を日教組が引き継いで今日に至っています。

    学者は為政者ではない。学者や教育者が権力構造を持ち、政治的な圧力をかけるのであれば、教育は成り立たなくなります。

    今回の北教組の問題は非常に深刻な問題なのです。国民は看過してはいけないことだと思います。現在の教育問題の本質は、このあたりにあると思うからです。

    これは、憲法や国防と同様に65年間先送りしてきたつけです。もう限界を過ぎて、更に何十年も経っていると思います。

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  3. 日教組の成り立ちを初めて知りました。ありがとうございます。
    しかし、彼らの言動を見ていると、その歴史に加え別の力が働いているように見えます。彼らの言動とは、国家や国旗に対する不誠実な対応と事実では無い歴史と地理を平気で生徒に教える事です。国家転覆でも狙っているのでしょう。そこから政治資金が供給されている事実は大変に恐ろしいです。

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  4. 今の国語の教科書から『古事記』の教材が消えてしまっていると聞きました。『万葉集』もお飾り程度とのことです。

    更に歴史教育、国旗の問題に至っては今更言うまでもないかと思います。

    日本の文化、伝統、歴史、民族の誇りの継承を否定している教育、我々は今これを正視しなければならないと思います。

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  5. 祝祭日を地域毎に違った日にしようというのも違和感を感じます。万葉集や古事記、日本書紀を軽視するのと根本的には同じ考えでしょうね。万葉集の防人の歌なんて防衛の概念ですからね。

    敗戦から今に至る日本の教育の歴史は非常に重要で、ちゃんとした事実関係を伝承していかないといけないと思います。例えば、吉田茂が南原繁東大総長に対して「曲学阿世の徒」と言ったことなど(曲学阿世:世間にへつらって真理を曲げること。 吉田首相が東大総長をそう非難した)。

    江藤淳だったと思いますが、「護憲」は憲法の「憲」じゃなくて、権利や既得権益の「権」だと言いました。つまり、学者や弁護士は今の憲法がなくなると商売にならないから憲法改正反対なんだと言うわけです。

    私は、権利の権じゃなくて、権力の権だと思っています。日教組は、戦後のどさくさにまぎれて手に入れた教育界の権力を死守し増大をはかりたいのでしょう。衰退したようでもあったのですが、政権交代でゾンビのように復活してきたのでしょうか?

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  6. 日本の歴史や国事を否定している人達は、私の憶測ですが、日本は聖地で、どんな我侭や自虐的な行動をとっても、永遠に国の平和と独立が保たれると妄想しているのでしょう。こんな人が権力を握っていると思うと、恐ろしいです。

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  7. 今日は、びわこマラソンがありました。ランナーは、琵琶湖の瀬田の唐橋を駆け抜けるのですが、瀬田の唐橋って、日本書紀にも登場する橋で、つまり、1300年前から存在するんですね。環境技術よりも、こういったことのほうが日本の強みではないかと思うのです、、、、。

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