日本の国会中継は楽しめますね。見せ物として面白い。しかし、国会議員の先生方の発言はどうも気になるところが多いのです。言葉使いもありますが、ほとんどが、一方通行の応酬です。これでは「議論」とはほど遠い。
衆議院・参議院のホームページに審議中継がビデオライブラリーとして保存されています。政治家の先生達も、これまで以上に勉強しないと、国民に力量を見透かされますね。国民は、新聞やTVの編集された情報ではなく、インターネットを利用して日本の政治の実態(レベル)を自分の眼で確認するのがいいでしょう。
議論というのは、議論を通じて、そこから新しいアイデアとか結論を導き出すことをしなければいけないと思うのですが、日本の国会では、互いに自分の主張をするだけに終始しています。ひどい人になると、相手が言い終わらないうちに、相手の発言の上からかぶせてきます。これって、全共闘世代共通の特徴なのですかね?(1941~1949年生まれ)。実は、日本の企業でもよく見かけるシーンです。
衆議院・参議院議長もお粗末ですね。全くファシリテーションになっていません。あのやり方が日本の国会の「カタチ」であると言えばそれまでですが、、、国民の代表機関としては寂しい限りです。
第4回座談会の稿で(3月10日)、コミュニケーションの前提として読解力に言及しました。少し補足します。
本を読む時に、本の内容と議論しながら読むのが大事ではないかと思うのです。本と格闘すると言うか、、、。読みながら考える、つまり、同意したり反論しながら読んでいく。本を一冊読み終えるまで待つ必要はありません。反論意見をページに書き込んでもいいと思います。相手が本であっても、コミュニケーションの基礎訓練となるのです。
ブログのコメントなんかも重要ですね。双方向のコミュニケーションであり、これも議論だからです。ところで、読解力が乏しい私が書くブログは、コメントのほうが知的であるように感じます。
***
石川県プレミアムツアー 第二日 山中温泉こおろぎ橋畔 料亭明月楼
-
(2020年2月26日水曜日投稿「石川県プレミアムツアー 第二日 山中温泉かよう亭 ④日本一の朝御飯」
https://kabu-taiwan-kikou.blogspot.com/2020/02/blog-post_26.html より続く)
山中温泉の街を散策した後、こおろぎ橋のたもとにある「明月楼」さ...
4 年前
国会も企業の議論も、私は日本人がディベートの教育を受けていないのがこの現象を引き起こしていると考えます。もう一つは、多様性の理解が苦手なのも日本人の特徴のようです。学校で教える事の殆んどは、一つの正解を求めることを目的とするので、多様性はその課程で養成されないと思います。学習=正解 の式では養成されない能力も沢山あります。
返信削除もう一つ、原因はわかりませんが、議論に感情が混ざりやすいように思えます。
いつもコメントありがとうございます。嬉しくなります。
返信削除多様性の理解が不足すると、新しいモノは生まれないですね。イノベーションは難しい。多様性というのはあらゆる分野とのクロスオーバーで、「境」であり「際」ですね。国境であり国際です。国と国の間だけでなく、理系と文系や自然科学と哲学のクロスオーバー、または、バランスも大事ですね。
うまく説明できているか自信はありませんが、日本人はこのクロスオーバーが苦手だと思います。やはり、子どもの頃からクロスオーバーを前提に訓練されていないかでしょう。このあたりが日本の教育改革の本質だと思っています(私の素人意見ですが、、、)。
*
私も、クロスオーバーで考えられる訓練が効果があると思います。
返信削除