2010年3月7日日曜日

新聞は読むべきか?テレビは見るべきか?

以下は、第三代アメリカ大統領トーマス・ジェファーソンの言葉です。

「新聞を読まない人は、読む人よりも真実に近い」

新聞だけでなく、テレビも見ない人は、見る人よりも真実に近い。これは、まさに今の日本に言えることでしょうね。私はインターネットでニュースをチェックしますが、20年ほど日本のマスメディアから隔離されて生きてきました。だから汚染レベルは比較的軽度なのでしょう。しかし、帰国して数ヶ月もたつと日本の街の音の暴力(例えばJR新宿駅のホーム)にも慣れてしまうのと同じで、半年もすると日本のマスコミにも慣れてくるから恐ろしいものです。

最近のテレビ番組は本当にひどいですねぇ(ずっとこうなのかな、、、)。たぶん、不景気で経営が苦しいんでしょうね。背に腹は替えられない番組作りにひたすら進んでいるようです。どこの国の人だか分からないような輩が、知識人の代表であるかのように報道番組でコメントします。司会者も出鱈目ですね。単に進行をつかさどるのではなく、ニヤニヤした愛想笑いの奥底に悪意を感じます。

「信の世界に偽詐多く、疑の世界に真理多し。試みに見よ、世間の愚民、人の言を信じ、人の書を信じ、小説を信じ、風聞を信じ、神仏を信じ、卜筮(ぼくぜい)を信じ、、、、、」 これは、例によって福沢諭吉の言葉ですが、今の日本であれば、「国民は新聞・テレビ報道を信ずと雖(いえ)ども、その信は偽を信ずるものなり、、、」です。つまり、信であると思って信じているものが、嘘偽りを信じていることに他ならない。

子ども手当を実施することにより、家庭のテレビがハイビジョン液晶テレビにグレードアップするのか、子ども部屋に子ども専用テレビが増えるのか、はたまたタンス預金にまわるのでしょうか。


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2 件のコメント:

  1. テレビの報道番組までバラエティー番組になっているのはいただけませんね。コメントする人を選定して、もしくは事前に勉強してもらって質を上げないといけませんね。内容が真か偽かの問題に加え、あの番組を見て育つと、思考回路が幼稚になりますよ。

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  2. バラエティは、もともとおバカな訳ですから問題ない(こともないですが、、、)。問題は、報道・ニュース番組を装った軽佻浮薄な番組です。

    シナリオがあって、特定の意図をもった発言をさせられているのかも知れません。出席者の構成にも問題があります。相反する意見を有する2つのグループが出演している場合、支援する意見側の人数を増やしたり、コマーシャルを入れるタイミングの操作、それに、番組の終わり方、例えば、最後に伝えたい側の意見で終わるとか。

    新聞テレビからは遠ざかっておくほうが賢明です。または、分かっていて楽しむか!

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