2013年2月25日月曜日

脳の働き

東京都葛飾区のホームページ ~ 障害福祉より

オバマ大統領は、先日の一般教書演説(State of the Union)で、人間の脳機能を更に解明するプロジェクトに言及しました(brain mapping)。 脳外科手術が進歩して救命措置はできても、脳に関して解明されていないことがまだまだ多いそうです。 オバマさんは、アルツハイマーや脳卒中(brain attack)が増え、研究にお金を費やしても経済効果がある(pay off)と説明しています。

大脳には様々な機能が分化しています。 前頭葉は全体をバランスよくコントロールする、つまり、ものを考えたり動作の指令をするところです。 頭頂葉はものを感じ解析するところ、後頭葉は視覚情報を取り入れ解析するところです。 また、側頭葉は記憶や言語、音の解析を行います。 そして、生まれてから獲得した知識が脳の記憶装置に蓄積されていて、一瞬にして状況を判断したり、本を読んでも文脈を理解することができるのです。 

脳は生きていて、もし損傷したらダメージを受けた部分を補うために、脳のその他の部分が本来の構造を変化させて、役割を変えるという性質があるといいます(脳の可塑性)。 脳卒中などで、言語中枢に障害があると、リハビリの過程で、言語中枢以外の部分が言語中枢の役目を果たしていくということです。 

子供のころから脳全体をバランスよく使うような教育ができるといいですね。   

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