2012年7月3日火曜日

誠実であるということ

 
将来を見据える母猿

ブログや日記を書くことは、自分が何を考えているか知る意味でいいツールだと思います。 最近の大学では、ハウツー本や就活セミナーで場当たりのスキルを身につけることが、プロフェッショナルやグローバルになることだと思われているようです。 政治家だって塾で促成栽培される日本ですから想像に難くありません。
 
全く知らない人たちと交わり自分を試して、自分が何者かを理解することから始めないと、死ぬまで流行のスキルや知識を追い続けるしかないでしょう。 今の日本の課題は(大袈裟ですねぇ、、)、自分を知ることなく、世間(日本の社会)に身を任せるから個性が生まれず、結果、「埋もれた日本」になっていることだろうと思います。 コミュニケーションなんて言葉が流行っているようですが、自分とのコミュニケーションがスタートポイントじゃないですか?
 
小林秀雄が『私の人生観』で言っています。
 
「知性の奴隷となった頭脳の最大の特権は、何にでも便乗出来るという事ではありませんか」。

何ごとにも便乗しないロック魂のような反骨スピリットってなくなってしまったのですか? 政治家先生が誠実不誠実を声高に語っていますが、誠実であるということは「自分のやっていることに対して一生懸命だ」と言うことでしょう。 大臣ともあろう方が、不誠実と嘘つきや詐欺師を混同してもらっては困ります。

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