2010年11月25日木曜日

JALの機内食がお弁当に!?

JALのエコノミーの機内食が、とうとうお弁当になりました。でも、酒類は無料なのでOKです。

上海へ向かう飛行機の中でNHKニュースをみました。今日11月25日は、三島由紀夫が市ヶ谷で自刃した日です。没後40年ということで、ニュースでは特集をやっていました。三島事件を、軍事クーデターの側面だけにスポットをあてたNHKの番組作りには非常に違和感を感じました。私だけですかね、、、?

三島由起夫は、日本人による日本の自主的な防衛を主張しました。自衛隊による「自主防衛ごっこ」ではなく、国家と国民の間にアメリカが存在するのではなく、つまり、日本国民がアメリカの介在なく世界と対峙すべきであること、そして、それが戦後の終焉であり、日本の独立を意味することを言ったのだと思います。多くの評論家が、今でも「三島由紀夫の『楯の会』こそが軍隊ごっこではないか」と批判しているようですね。しかし、三島由紀夫は、日本や日本人を考えた。天皇の存在も考えた。そして、哲学者のように人間の生や死を考えたのだと思います。

三島由紀夫は、戦艦大和の生き残り将校である吉田満と親交がありました。吉田満は、著書「戦艦大和ノ最期」の中で臼淵磐(うすぶち いわお)海軍大尉の発言として以下のように書いています。

「進歩のない者は決して勝たない。負けて目覚めることが最上の道だ。日本は進歩ということを軽んじすぎた。私的な潔癖や徳義にこだわって、本当の進歩を忘れていた。敗れて目覚める、それ以外にどうして日本は救われるか。今目覚めずしていつ救われるか。俺たちはその先導になるのだ。日本の新生に先駆けて散る。まさに本望じゃないか。」(「戦艦大和ノ最期」より)。 http://ibg-kodomo.blogspot.com/2010/08/blog-post_9592.html

恐らく三島由紀夫も吉田満と同じような気持ちだったのだろうと思います。「自分と同年代の若者は、一体何のために戦争で死んだのか?」と問い続けたのです。「死ぬには大義が必要であり、人は大義がないと死ねない」。戦後の日本は、三島由起夫にとって、あまりにもカラッポの世界になってしまったのでしょう。

昨日、横須賀からアメリカの原子力空母ジョージ・ワシントンが黄海にむけて出港しました。ジョージ・ワシントンの母港は日本の横須賀です。沖縄が日本に返還されても戦後は終わっていないのですね。誤解しないでくださいね。私は日本共産党や社民党の代弁をしているのではありませんよ。

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