2010年11月4日木曜日

オバマ大統領 “自分の責任”、、、日本の政治家は?

オバマさんの民主党が中間選挙で歴史的な大敗を喫しましたね。アメリカの経済や雇用状況が非常に良くないということです。10年前の世界経済では、アメリカが世界の需要をひっぱっていました。アメリカが世界中からモノを買い、日本がお金を出すという構造だったのです。

2009年11月オバマ大統領が来日しました。もう1年、早いですねぇ。

昨年、オバマ大統領は日本およびアジアに対する演説を東京で行いました。当時の鳩山首相はオバマ大統領の演説を待たずにシンガポールへ旅立ってしまいました。シンガポールで同じ会議に出席するというのに、、、。そう言えば、シンガポールで鳩山さん、ロシアのメドベージェフさんと北方四島に関して何か話をしていましたね。

昨年、オバマさんが何を訴えたのか復習しておきましょう。

1.パクス・アメリカ-ナの終焉 ~ アメリカはもう強くないのよ、日本も自立してちょうだいね。

2.共通の価値観 ~ 日本は価値観を共有する仲間だよね?(基本的人権、民主主義、自由と平等)。価値観を共有する国同士の互恵が大事なのよ。

3.核について ~ 将来的には核廃絶を望むけど今は無理。アジアにだって急速に軍拡している横暴な国があるよね。

4.対中政策 ~ 中国に民主化をお願いするのは諦めたよ。今はアメリカ製品をどんどん買ってくれればそれでいい。アメリカだけが消費国なんてもう無理。

5.日本へのメッセージ ~ お願いだから、国際情勢をよく理解して。日本は独立国家なんだから、そろそろ自立してね。

さて、APECではどんなメッセージになるのでしょう? それにしても、ここ1年ちょっとの間に日本は随分と沈んだものです。責任のとれるリーダーの存在は不可欠ですね。

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2 件のコメント:

  1. 中間選挙で、下院で民主党は大敗しましたが、アメリカでは大きな政府と、国民皆保険のような均一社会保障制度には、国民が同意しなかった。ツケが回ってくることを直ぐに見抜いていて、また自立心が強いんです。この辺はアメリカと日本の根本的な違いです。

    オバマ大統領は敗北を認めましたが、スピーチは相変わらずスマートです。リーダーはかくありたいですね。

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  2. 日本にいる日本人は、アメリカ人の考える国民皆保険反対の理由は理解できないでしょうね。反対理由を考えるよりも、「日本の保険制度が世界で一番」が強調されると思います。

    年末が近づき派遣村の話題が出てきそうですが、アメリカでは考えられないでしょうし、中国ではもっと考えられない。だから、日本の社会がいいのかどうか、、、、どうでしょうね?

    頑張る気概のある若い人には気の毒です。

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