2011年10月16日日曜日

唯々諾々のニッポン?

「夜明け前」に戻ってみますか。。。

幕末に結ばれた日米和親条約と日米修好通商条約によって発生した不平等関係。 この改訂が明治の日本にとっての外交の悲願であったのは、小学校の社会科で習いました。 アメリカの治外法権という特権と日本に関税自主権がないということです。日本にとって日露戦争までの動きは仕方がないと思います。

しかし、その後がよくなかったですね。特に先の大戦の敗戦後、つまり、今日に至るまでの66年は唯々諾々(いいだくだく)の日本でした。 日本国憲法の前文に原因を垣間見ることができます。 ご存じのように、日本国憲法の原案はGHQにより英語で作成されたものです。

「自国のことのみに専念して他国を無視してはならない」、、、これってアメリカ、中国を始め、ヨーロッパ各国の憲法に謳われているのでしょうか? 政治道徳の法則は普遍ですか?  

We, the Japanese people, desire peace for all time and are deeply conscious of the high ideals controlling human relationship, and we have determined to preserve our security and existence, trusting in the justice and faith of the peace-loving peoples of the world.

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した

We believe that no nation is responsible to itself alone, but that laws of political morality are universal; and that obedience to such laws is incumbent upon all nations who would sustain their own sovereignty and justify their sovereign relationship with other nations.

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる

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