2011年9月18日日曜日

中国の「流行」

ibg 上海オフィス近くの新疆ラーメン
~ 店の外見をみると地元の人以外は入らないでしょう ~

「不易流行」、松尾芭蕉が体得した概念です。 「不易」は普遍の真理、「流行」は変るもののことです。

中国は「流行」が90%くらいの国です。常に場所を変え品を変え高速に流れています。 中国の「不易」ってなんでしょう? 中国で変らないもの、、、。 やっぱり超資本主義の natural-born merchant魂 (生まれつきの商人)だと思います。 日本人がこんな中国の人たちと、まともに競争するなんて無茶な話です。

中国のラーメン屋さんは「質」へのこだわりというよりも、「利益」の追求、それも客の回転率での利益を求めているように思います。 日本のラーメン屋さんのように命を賭けて湯切りをする姿は見られません。 中国の場合、もし質の満足が得られないのであれば、質を向上させることよりも、場所を変えて、新たな場所で行けるところまで行って、飽きられるとまた別の場所を探すのが多いようです。

日本でのビジネスが限界だから中国でがんばろうなんて、マスコミの囁きにのせられてはいけませんよ。 日本のビジネスは利益だけを追求しませんから。

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