2012年1月22日日曜日

未来へ向かう条件

橿原神宮 二の鳥居

外国との付き合いだって因数分解みたいなものです。 外交を通じて他国との共通因数をかっこの外に出す。 しかし、大事なことは、それぞれの国には自国の基本的な要素は残っているということです。 グローバル化の大前提は自国の基本的な要素にあたる部分、つまり、「主権」がしっかりしているということです。 例えば、経済なんて微分を駆使したって予測できない。 国の「主権」がしっかりしていないと世界の餌食となるわけです(ん? だったら積分のほうが重要か?)。

エリック・ホッファー 『情熱的な精神状態』

未来の領域に入ることは外国に入ることと似ている。 ひとは、旅券を持たねばならない。 そして、過去の詳細な記録を提供できねばならない。 だから、ある民族の歴史への関心は、しばしば、未来に対する旅券を獲得する努力なのである。 しばしば、それは、偽造旅券ではあるが。

To enter the realm of the future is like entering a foreign country: one must have a passport, and one must be able to provide a detailed record of one's past. Thus a nation's preoccupation with history is not unfrequently an effort to obtain a passport for the future. Often it is a forged passport.

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