2017年9月25日月曜日

(続)人生100年時代構想会議

人生100年時代構想推進室

文化レベルって国によって大きな違いがあります。欧州は欧州、封建時代のないアメリカはアメリカ、そして、日本は日本の文化発展の歴史があります。

教育はビジネススクールのカリキュラムのように世界標準の「知識」として獲得できるかもしれません。しかし、文化の中で培う「教養」はそうはいかない。日本の戦後民主主義教育は、教養を育むための「文化」を切り離してきたと言われています。現代日本のビジネスパーソンは、「理性・理論」と「感性・直観」のバランスに課題があるように思われるます。それは、教育と教養のバランスの問題とも言えるのではないでしょうか?

日本人は、老若男女、親も子も益々余裕が無くなっています。中高年の生きかたには特徴がない。人生100年時代、退職後の生活は、教育よりも教養のほうが役に立つことが多いのです。そして、教養は政府が支援したり教育を無償化したりするような問題ではないはずです。

100歳まで生きる人も多くなるかも知れませんが、50代60代で突然亡くなる場合だってあるのです。政府が主導して考えるものではないし、政府が外国人教授をアドバイザーに呼ぶことが必ずしも解決策ではない。

要するに、幸福の定義は人それぞれだし、幸せに生きるとは、一人一人の自由意志のもとにあるということを忘れてはいけません。「不安になるから自由なんていらない!」なんて言っていると、人生100年時代は大変になりますよ(長生きできた場合ですが、、)。

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