2013年9月16日月曜日

守破離(しゅはり)

 

「守破離」は、最近の新入社員教育で流行っているそうです。 どう説明しているのか興味があります。

故桂枝雀さんが言っていました。 弟子入りしたら自分の師匠に稽古をつけてもらう。 これが10数年。 師匠の噺を完全にマスターしたら、師匠に別の師匠を紹介してもらって、その師匠に稽古をつけてもらう。 こういった出稽古を10数年やって、やっと自分の噺家としてのスタイルを確立していく、、、と。

ギターも同じです。 クラプトンは黒人ブルース・ギタリストのロバート・ジョンソンを完全にコピーして、それから、その他の黒人ブルース・ギタリストの真似をしていった。 そうして最終的に、自分のスタイルを確立しました。 でも、クラプトンって、正直でカワイイところがあって、「コピーしたフレーズはカッコいいけど、自分で考え出したフレーズはあまり好きじゃないんだ」ってインタビューで答えていました。

要するに、噺家もギタリストも、基礎ができていて、引出が多いのがいいってことじゃないですかね?  状況に合わせて臨機応変にやるには、基礎と引出の多さが重要になります。 コンサルタントも同じなのです。

やはり、気になります。 新入社員を育成する側が、「守破離」についてどれほど理解しているのでしょうか?

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2 件のコメント:

  1. そういえば、私もはるか昔、新入社員研修で習いました。そのときは、「修破離」とあてていたと記憶しています。

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  2. そんな大昔の新入社員研修でもありましたか(失礼!)。今は、教える側が守破離を理解していないことが問題になっているように感じます。到る所でそうですが、、、。

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