2012年11月26日月曜日

インデペンデントということ

 昨日のJR御茶ノ水駅

江戸時代の末期に二宮尊徳という農政家がいました。薪を背負いながら本を読む姿は有名です。多くの小学校には二宮金次郎の銅像がありました。今ではすっかり見なくなりました。二宮尊徳の「私利私欲に走るのではなく社会に貢献すれば、いずれ自分に還元される」という報徳思想は、軍国主義につながるということで、銅像は日教組によって撤去されたのでしょうか?     
  
二宮尊徳は、荒廃した村の復興を任された時、報告書の中で以下のように言っています。
 
「金銭を下付したり、税を免除する方法では、この困窮を救えないでしょう。まことに救済する秘訣は、彼らに与える金銭的援助をことごとく断ち切ることです。かような援助は貪欲と怠け癖を引き起こし、しばしば人々の間に争いを起こすもとです。荒地は荒地自身のもつ資力によって開発されなければならず、貧困は自力で立ち直らせなくてはなりません」。
  
どうですか? 二宮尊徳は軍国主義どころか、アメリカの義務教育の理念に近いですよね。
  
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