2025年1月26日日曜日

ジョージ・ハリソンの遺言

ジョージ・ハリスンのNOから一転、ビートルズ「最後の新曲」に…息子が語るAIによる継承(読売新聞)

音響・映像技術の目覚ましい発展を受け、英ロックバンド、ビートルズやメンバーの過去の作品が毎年のようにリミックス(再構築)されている。残された名作の数々を、いかにして後世に伝えていくべきか。ジョージ・ハリスン(2001年死去)の音楽遺産を引き継いだ息子のダーニ・ハリスンが取材に応じた。ビートルズが1990年代に発表した“新曲”や、ボブ・ディランやエリック・クラプトンも参加したライブ映像作品「コンサート・フォー・バングラデシュ」を、人工知能(AI)を使ってより鮮明にする構想も明らかにした。(文化部 鶴田裕介、通訳 丸山京子)


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ダーニ ・ハリソン

『父は時代を先取りしていたと思います。この資本主義、物質社会の慌ただしさの中で、いかにきちんと自分を持ち続けるかということを、その頃から考えていたわけです。今でいうマインドフルネスでしょうか。人間には内面の部分と、外の世界があります。今の世の中はどうしても外の世界に人の目を向けさせようとするけれど、そうすることによって自分の内面が壊されてしまうことがある。そうされないために、両方が持つ、ある種、二律背反的な世界の中でどうしていくかということを、当時から言っていたんだと思います』。

恐らく西欧はようやく何でも二元的な自分らの弊害に気づいてきた。元来日本人の世界観は二元的でない一元的な世界観人生観です。ところが、一元的な日本精神を忘れ周回遅れで大失敗した西欧の後を追いかけています(特に政治家や大学の先生ですね)

Dhani: “I think my father was ahead of our time. From that time on, he was thinking about how to hold on to oneself properly in this hectic capitalist and material society. I guess it is what we call mindfulness today. Human beings have an inner part and an outer world. Today's world tries to make people focus on the outside world, but doing so can destroy one's inner self. I think he was talking about how to avoid such a situation in a kind of dualistic world where both sides exist,he said from that time” .
Perhaps the West is finally realizing the evils of a dualistic point of view. Japan and the Japanese is a non-dual, monistic view of the world and life. Japan, however, is lagging behind and following in the footsteps of the West, which has failed so badly.

13~14歳の頃初めて『Here Comes The Sun』を聞いた時、英語で「here」は「he」と発音するんだと思いました。後にそれはジョージの発音が訛っているのだと知りました。ジョージの息子のダーニが言っているように、ジョージは時代を半世紀以上先取りしていたのでしょう。   
  
ジョージの最初のソロアルバム『All Things Must Pass』(1970年)」は今でも聞いています。バックがクラプトンがいたデレク・アンド・ザ・ドミノスやバッドフィンガー、ビリー・プレストンなのもいいですね。



 

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